第1弾 「美貴ちゃんの着ぐるみデビュー編」

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完結
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14,227
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49恋愛小説家
私の名前は「美貴」。今年の春、高校生になったピッチピチの16歳。
友達の「あや」に誘われてアルバイトをすることになりました。
元々、あやがやっていたバイトで人手不足ということで頼まれたのが最初でした。
スーパーの店頭でビラを配るだけと聞いていたので初めてやるバイトだったし
簡単そうなので二つ返事でOKしました。ところが・・・

前日にあやから℡があり、「Tシャツとスパッツを持ってきてね」と言われました。
なんで?と思いましたがバイト未経験の私は素直に従うことにしました。
そして、当日朝9時にスーパーの前であやと待ち合わせることにしました。
翌日9時にスーパーに行くとすでにあやが待っていました。
あやと一緒にスーパーの裏口から店内に入り、バイトの控え室に入ると
そこには、今回のイベントの担当者らしき20歳台中ごろの男性がいました。
そっそく本日のバイトの内容の説明が始まりました。
話を聞いてビックリ!ビラ配りはビラ配りなんですが“着ぐるみ”を着て
ビラ配りをすると言う事でした。あやは何も言ってなかったし、そんなの着たことないし、
いろいろ不安はありましたけど、ここまで来て止めるわけにはいかないのでやる覚悟を決めました。

着ぐるみはここのスーパーのマスコット・キャラで鳥をモチーフにしたもの、
1体しかないので私とあやが交代で着て、常時店頭でビラ配りなどをすること、
着たら絶対にしゃべらない、殴られても怒らない、などの説明や注意事項を聞き開店と同時に
店頭に出るために準備をすることになりました。
私が着ているときはあやが付き添い、あやが着ているときは私が付き添いというような
感じで常に動いているのでかなりツラそうです。
タイム・スケジュール的には45分店頭にいて、15分で着替え&交代と言うような感じです。
50恋愛小説家
部屋の片隅に置いてあるダンボール箱を開けると中に着ぐるみが入っていました。
着ぐるみは頭部、胴体部&手(羽)、靴に分かれていて脚は部分はタイツを履くことになっているようです。
(テーブルの上に赤と黄色のタイツが1足ずつ置いてありました)
全ての説明を終えると担当の男性は開店準備のため、控え室を出ていきました。

開店まであと30分、いよいよオープンの時間が迫ってきました。
私の初めてのバイトもいよいよ開始です。いろいろ、あやに文句を言ってやろうと
思っていましたがなんとなく楽しそうなバイトなので何も言わずにガンバルことにしました。
まず、最初は経験のあるあやが着ぐるみに入ることになりました。
あやは着ていたトレーナーとジーンズを脱いで、Tシャツ&スパッツ姿になり、
テーブルの上にあった黄色のタイツを履きました。かなり厚手の生地のタイツらしく
素肌が透けるようなことはありませんでした。髪の毛をゴムで束ね、汗の流れ止め用に
タオルを頭に巻きます。あやはかなり手馴れた手つきで準備します。
そしていよいよ着ぐるみを着ます。
まずは胴体部分。背中のファスナーを開けて片足づつ中にいれていきます。
太ももの中ほどぐらいまである胴体部分から黄色いタイツのあやの脚が出ています。次は手(羽)の部分に
自分の手を入れて着ます。私は後ろに回り着ぐるみの背中のファスナーを閉めます。
かわいらしいデザインにするためにかなりふっくらとした着ぐるみになっていますが
素材の生地のせいかそれほど重くはないようです。あやは手をバタつかせ鳥のマネをしてふざけています(笑
次は靴を履きます。靴は長靴のようなものに生地を貼ったりして作られているようで
何の苦労もなく履けます。これで首から下はすっかりマスコット着ぐるみで顔だけがあやと言う状態です。
開店10分前の声がかかり、仕上げの頭をかぶります。頭部の中にヘルメットのようなものが
あり、そこに自分の頭をあわせ、アゴ紐を締めて固定します。そうすることでおじぎを
したりしても頭部だけ取れたりしないようになっているようです。
中からは丁度着ぐるみの目の部分がメッシュ状になっていて外が覗けて、垂れ下がった
くちばしの奥もメッシュ状になっていて呼吸ができるようになっているようです。
さすがにすべて着ると暑いようです。「45分ももつかなぁ」こもった声であやが話してます。
(店頭に出たらしゃべっちゃダメですよー)
開店5分前。いよいよです。控え室をでて通路を通り、店頭に向かいます。
目の部分がメッシュになってるとはいえ、かなり視界は悪そうです。
正面はどうにか見えるようですが、足元はほとんど見えないようでちょっとした段差もつまづきそうです。
私は手をつなぎ誘導して店頭まで行きました。
51恋愛小説家
いよいよ、開店。あやはマスコットにみごとになりきりビラを配り、チビッコと握手をしたり
遊んだりしています。私はあやのそばに立ちながら動きや仕草を観察しつつ、チビツコがなぐったり
転んだりしないように注意していました。あっという間に45分が経過し、あや着ぐるみに小声で
「時間だよ」とつぶやくにカラダ全体で「わかった」というような仕草をしました。
早く控え室に戻りたいようで自ら裏口方面に向かうあやですがチビッコが後から
着いて来てなかなか帰れません。愛想を振り撒きつつも裏口の到着して扉を開け中に入り扉を閉め
やっと控え室にたどり着きました。私はすぐに着ぐるみのアゴ紐を外し、頭部を取りました。
あやはオフロ上がりのように顔を真っ赤にして、汗だくでした。頭に巻いたタオルを取ると湯気が立ってます。
かなりツラそうです。すぐに背中のファスナーを開けてあげました。あやのTシャッは
ブラジャーがハッキリと透けて見えるほど汗で濡れていました。あやは胴体部分を脱いで
靴を脱ぎました。Tシャツ&タイツ姿になり、用意してあった冷えたジュースを一気に飲みほしました。
「暑いー」かなりお疲れの様子です。しかしゆっくりはしていられません。次は私が着る番です。
あやはタイツの上からジーンズを履き、トレーナーを着ると私の着替えを手伝ってくれました。
私もシャツを脱ぎ、Tシャツ・スパッツ姿になり、タイツを履きました。私は赤いタイツです。
ショートカットの私はバンダナを頭に巻き汗止めにしました。さきほどのあやのように
順番に義ぐるみを着ていきます。着ぐるみはあやの汗のせいでしょうか、微妙に
湿っていて、ほんのり汗のニオイがします。しかしそんなことも言ってられないので
どんどん着ていきます。最後に頭部をかぶり準備OKです。部屋に備え付けられていた鏡に映った自分の
姿をみたときは奇妙な感じがしました。自分なのに鏡に映っているのはカワイイ鳥のマスコット。
自分が手を上げれば着ぐるみも手を上げる。自分がお辞儀をすれば着ぐるみもお辞儀をする。
(もう、私であって私じゃないんだぁ・・・)覚悟を決めて店頭に向かいます。
周りの音はかなり聞こえます。しかし、視界はホント正面しか見えません。呼吸用の穴も開いているんですが
くちばし部分が邪魔してかなり息苦しいです。
52恋愛小説家
「大丈夫?」あやが声をかけます。
「苦しい~」「暑いよ~」「頭が重たいよ~」店頭に向かう通路であやに訴えました。
「がんばってねぇ。でも、外にでたらしゃべっちゃダメだよ(笑」
あわててくちばしを押さえ、うんうんとうなづきました。
「そうそう、その調子(笑」
いよいよ、店頭にでました。目ざといチビッコたちが集まってきます。
握手する子、抱きつく子、殴ろうとする子・・・チビッコは無邪気に遊んでいます。
日も上り、気温もかなり上昇してきたようです。初着ぐるみということで慣れていないせいもあり
かなりツライです。カワイイ顔の着ぐるみの中は大変です。流れ出る汗が頬を伝わっているのがわかります。
カラダももちろん汗だくです。風も多少吹いているのでしょうが分厚い着ぐるみの中では感じられません。
(早く脱ぎたい。まだ、時間にならないの・・・)動きも段々にぶくなってきます。
気が付いたあやが近寄ってきて小声でつぶやきます。
「もう、少しだからがんばって」
私は小さく「うん」とうなづきがんばりました。しばらくしてあやが肩を叩き、時計を指差しました。
やっと時間です。しつこく付いて来るチビッコを見向きもせず、控え室にまっしぐらです。
控え室に入ると途端にイスに座り込みます。急いであやが頭部を取ってくれました。
髪の毛も顔も汗でビショビショ。冷たいジュースを一気に飲み干しました。
「はぁ~、生き返ったぁ~(笑」
「よく、がんばったねぇ、エライ、エライ(笑」
「もぉ、倒れるかと思った。こんなにツライとは思わなかったよ」
「気温がかなり上がったからねぇ。暑かったでしょー」背中のファスナーを開けてくれなが聞いてきた。
「暑いし、苦しいし、重いしでたいへんだねぇ」着ぐるみを脱ぎTシャツ&タイツ姿になり
扇風機の風を浴びながら答える。タイツは履いたままのほうがいいらしい。
一度脱ぐと次のときに履きづらくなるらしいので。
そんなこんなで計3回づつ交代で着ぐるんでいよいよ最後の出番になった。
54恋愛小説家
時間帯は夕方で一番お客様の増える時間帯です。
しっかりとお店を盛り上げるためにもガンバラなきゃです。
あやからバトンタッチされ、着ぐるみます。
さすがに何時間もフタリで着ていた着ぐるみは汗で湿っぽく、多少汗臭い感じです。
しかしここはガマン、気合を入れて着替えます。3回目の着替えなんでだいぶ慣れてきました。
着替え終わり控え室を出て通路を進むと朝説明をしてくれた担当者の男性がタバコを吸いながら
一休みしていました。動きに慣れてきた私は手(羽)を振ったり、バタつかせたりして
愛嬌を振りまきました。すると男性が
「ごくろうさん、最後だからガンバッてね」と話かけてきました。
大きくカラダ全体で「うん」と表現して店頭に向かいました。
店頭は開店大売出しの影響でかなりの人出です。子供連れの主婦もたくさんいるので
着ぐるみさんは大人気です。すぐにたくさんのチビッコに囲まれてしまいました。
「鳥なら飛んでみろよー」とか「中に人が入ってるんだぜー」とか言う悪ガキもいて
多少ムカつきながらも一生懸命ビラを配り、握手したりして盛り上げました。
さすがに3回目ともなると緊張はしませんがかなり疲れがたまっているようでキツかったです。
でも、チビッコ達の笑顔を見てると疲れも忘れてしまうような気になります。
そろそろ時間かなぁと思っていると、あやが近づいてきて小声で
「かなりお客さんも来てるし、もうひとガンバリして盛り上げて欲しいみたいなの。もうちょっと、できる?。
もし無理なら交代するけど・・・。どう?」
喉も渇き、かなりツラい状態ですが私は迷わずやることに決め、大きくうなづきました。
(ハアハア、暑い、喉が渇いた、でもガンバラなきゃ)
予定より30分以上オーバーしてあやが終わりの合図をしてきた。
「○○ちゃん(マスコットの愛称)はお家に帰る時間なのよ~、また、明日ねぇ~」
あやがチビッコ達に言う。わたしも大きく手を振ってバイバイとアピール。いそいで裏口へ向かう。
控え室に向かう通路にやっとたどりつくとスーパーの店員の女性が数人休憩していた。
「あぁ~、カワイイー」「握手して~」「暑くないの?」「へぇ、中身は女の子なんだってぇ」
女性店員たちは珍しそうに話かけてくる。カメラ付き携帯で写真を撮る店員までいました。
「暑くて疲れたんで脱ぎたい」とも言えずしばらく愛想を振り撒いて解放してもらいました。
やっと控え室の前まで到着すると今度は
「あやちゃん、明日のことで急ぎでちょっと話があるんだけど」担当者が声かける。
「はーい。すぐ戻るからね。ちょっと待ってて」あやは行ってしまった。
「えー、先に脱がしてよー」こもった声で訴えるが控え室には誰もいません。
壁に掛かってる時計を見ると着てからすでに2時間近くになります。
一人で脱ごうにも指先が羽のようになっていて1本1本分かれていないので
頭部のアゴ紐が外せないんです。扇風機を全開にしてもタイツ脚の部分が多少風を感じる程度です。
「あやー、早くーーーー!」
ガチャ。控え室の扉が開いて誰か入ってきました。
61恋愛小説家
入ってきたのはあやだった。

「ゴメン、ゴメン。明日の予定の話、急ぎって言うんだもん。」
「もー、早く脱がしてぇ~」
「早く脱ぎたかったでしょ。一人じゃ脱げないもんね。今、頭取ってあげるからね」

あやは大急ぎで頭部を固定しているアゴ紐をほどき、頭を取ってくれた。

「ふぅ~、チョー暑かったよぉ~。マジで気失うかと思った。」
「初めてなのにゴメンね、こんな長時間。でも、よくガンバッたね。」

背中のファスナーを下ろしてもらうと扇風機の心地よい風が汗だくの胴体部分に入ってきた。
あやの肩につかまりながら胴体を脱ぐ。Tシャツは夕立にあったかのようにビショ濡れだった。
頭に巻いていたタオルも髪の毛もビショ濡れ。タオルなんて絞れるぐらいです。
顔もサウナから出てきたかのように頬が真っ赤です。Tシャツ&タイツ姿でイスに座り込むと
あやが冷えたジュースとタオルをくれた。
62恋愛小説家
「でも、どうだった?はじめて着ぐるみ着た感想は?」
「う~ん、大変だったけどスゴイ楽しかった。最初は結構はずかしかったけど
だんだん慣れてきたらなんか自分じゃないみたいな感じになってきたよ(笑)」
「そうでしょ、マスコットになりきるって難しいけどなんか快感だよねぇ(笑)」
「チビッコの笑顔見てるとやってよかっと思うよ。真剣にマスコットとして接してくれるもんね」
「そうそう、でも中にはむかつくガキんちょもいるけどね(笑)」
「あはは、いたいた。わざとなのかなぁ?脚のタイツの部分とか触られたよぉ」
「ほんとにー。でも今回の着ぐるみはいいほうだよ。胸とかオシリとかモコモコしてて
触られてもわかんないからね。チビッコをダッコしたら胸わしづかみにされた人とか
いるらしいからねぇ」
「へぇ、そんなことする子いるんだぁ。ませたチビッコだね(笑)」
「お店の担当の人もかなり宣伝効果バッチリみたいで喜んでたよ。明日もガンバろうね」
63恋愛小説家
「脚スリスリされたりしたら殴っちゃおうかなぁー(笑)」
「ダメだよー、殴っちゃ(笑)。あたしが注意してあげるから。でも、実はスリスリされて気持ちよかったりして(笑)」
「・・・そ、そ、そんなことないよー(汗)」
「さぁ、片付けて帰ろうっか。」
「うん。あっ、タイツはどうすんの?かなり汗で湿ってるけど・・・」
「明日も使うから洗って干しておいてくれるってさ。」
「着ぐるみは扇風機の風を当てて乾かしておくんだ。ちょっと臭うかもね(笑)」
「ピチピチの女子高生の乙女の香りじゃないよねぇ~(笑)」

朝から履きつづけていたタイツをやっと脱ぎました。着ぐるみの頭部と胴体の中に
扇風機の風が当たるようにして乾かします。ほんのりと温かく湿っているタイツはあやの履いていた
黄色と私の履いていた赤色を重ねてたたみ、テーブルの上に置いておきました。

「さぁ、帰ろうか」
「そうだね」
ジーンズを履きシャツを着てやっと普通?の姿に戻れました。

「また明日だね。」
「うん、じゃーねー。バイバイ」

店を出てあやとわかれ家に向かいました。
明日はバイト2日目。今日以上にガンバるつもりです。

でも、まさか明日あんなことが起こるなんて・・・
64恋愛小説家
【外伝】

ここは、閉店後のスーパーのスタッフ専用通路。
従業員はみな帰り、本日開店したこのお店も営業中のにぎやかさはなく、今は静けさに包まれています。
コツコツ、足音を気にもせず歩く男性が一人。暗がりの中で迷うこともなくある部屋に向かっています。
ガチャ。
部屋に入って行き、ドアの脇にある照明のスイッチをつけます。
男の名前は「○田×雄」25歳。ここのスーパーのイベント担当の社員です。
そう、するどいあなたならもうお気付きですね。
昼間、「美貴」と「あや」に着ぐるみの説明などをしていた男性です。
しかし、この男。こんな時間になにをしているのでしょうか?
部屋の窓には分厚いカーテンが引いてあり、外には部屋の明かりは一切漏れません。
男はスーツの上着を脱ぎ、ネクタイを外しイスに掛けると、タバコに火をつけ一服し始めました。
フゥ~。数分後、大きく煙を吐きタバコを灰皿に押し付けました。
テーブルの上には扇風機の風で乾かしていた着ぐるみ一式と少女フタリが履いていたタイツがたたんで
おいてあります。男はゆっくりとイスから立ち上がるとYシャツのボタンをはずし、シャツを脱ぎました。
そしてベルトを外しズボンを脱ぎ、靴下を脱ぎパンツ1枚の姿になりました。
65名無しさん@着ぐるみすと
先が読めてきたから、こういうのはすぐに続けた方がいいよ。
67恋愛小説家
あっ、先が読めちゃいましたかぁ・・・^_^;
んでは、【外伝】の方はヤメにします。

本編の方もあまり反応が無いみたいなので、もしかして需要が無いってこと・・・?
72恋愛小説家
「え~、ウソー」

バイト二日目の朝、あやから電話があった。

「ゴメン。どうしてもっていう急用なんだぁ。用が済んだらすぐに行く。午後には行けるとはずだから」
「え~、でも・・・。それまでどうすんの?もしかしてヒ・ト・リ?」
「さっき○田さんには℡しておいた。午前中だけでも代わりの子探してみるって言ってた」
「もし、見つからなかったらぁ?」
「その時はその時。美貴が一人でガンバレばいいじゃん(笑)」
「そんなぁー、他人事だと思ってぇ~」
「まぁ、それは冗談だけどね。とりあえずガンバって。終わったらすぐ行くから。」
「うん、わかった。ほんとに早く来てよ・・・」

いまさらどうしようもないと覚悟を決め、バイトに行く準備をはじめた。
昨日の教訓で、Tシャツを3枚、タオルも3枚持っていくことにした。
下着(ブラ)も以前買ったセパレートのレオタードにすることにしました。
そうすれば濡れたTシャツを脱ぐときも恥ずかしくないですからね。
着替えをバッグに詰めて、家を出てスーパーに向かった。

スーパー裏の従業員入口から中に入ると通路に○田さんがいた。困った様子で携帯電話で話していた。
73恋愛小説家
「そうですかぁ、無理ですか・・・。分かりました、どうにかしてみます。」ピッ。話が終わった。
「あっ、美貴ちゃん。あやちゃんから連絡あった?」
「はい、朝電話がありました。」
「そっかぁ。でね、代わりの子探したんだけどこんなに急だと誰もいないんだよ。」
「えぇぇぇー、ってことはどうするんですかぁー?」
「お店としてはなるべくならずっと出てて盛り上げてもらいたいんだけど一人じゃ大変だもんね。
ガンバレるとこまでとりあえずガンバってよ、一人で。その後はどうにかするから。」
「どうにかって、どうするんですか?」
「スーパーの手の空いてる子に頼むか、俺が着るか・・・」
「えっー、○田さん、着ぐるみ着たことあるんですかぁー(笑)」
「いや、無いけどしょうがないよね。緊急事態だし。」
「キツイですよー(笑)」
「とりあえず、準備しよ。手伝うから」
「はい、がんばります。時給アップしてくださいよぉ~(笑)」

控え室に二人で入る。部屋のテーブルの上には昨日着た着ぐるみと新品のタイツが置いてあった。

「あぁ、タイツはね、昨日洗ったんだけど何かに引っ掛けちゃったみたいで穴があいちゃったから
新品を用意しておいたから。着ぐるみもすっかり乾いているでしょ。臭いもほとんど取れたし。」
「臭いなんかしませんよー、ピチピチの乙女の香りなんだからー(笑)」

急いで準備に取り掛かる。シャツとジーンズを脱ぐ。
74恋愛小説家
Tシャツとレオタ&スパッツは家から着てきているので着替えは楽だが男性の前なので少し恥ずかしかった。
テーブルの上のタイツを手にとる。昨日は赤色だったので今日は黄色にすることにした。
靴下を脱ぎ、タイツを履く。
(ゾクゾク)
タイツのしわやたるみなどを取ろうと手でタイツ脚をさすっているとなんとも言えない感覚がした。
(えっ、何?なんか気持ちいい~。なんだろう、この感覚・・・。)
「どうかした?美貴ちゃん」
「あっ、いいえ。なんでもないです」
(ヤバイ、ヤバイ。○田さんにバレちゃう。でも、スゴク気持ちよかったなぁ・・)
タイツを履いて髪の毛をまとめてタオルを頭に巻こうとすると

「あっ、美貴ちゃん。今日はこれも付けてくれるかな。昨日渡すの忘れちゃったみたいなんだよね」
「なんですか、これ?」

渡されたのはパーカーの肩から上だけの部分のような伸縮性のある白い布だった。
75恋愛小説家
「面下って言うのかなぁ。着ぐるみ着るときに髪の毛が邪魔になったりしないようするのに付けたりするんだよ」
「へぇー、あぁ、モジモジ君の肩から上みたいですね(笑)」
「頭からスッポリかぶって前髪を中に入れてね。それで、わきの下にゴムを通すようにしてね。」

言われた通りにして着てみた。顔の部分が丸く開いていて、目・鼻・口以外はスッポリと覆われた。
鏡に映った自分の姿を見て大爆笑してしまいました。
肩から上がモジモジ君でTシャツ着てて黄色いタイツ履いてる自分の姿・・・恥ずかしいです。
でも、そんなことは言ってられません。開店時間も迫ってきてるので急いで着ぐるみを着ます。
昨日すでに着ているのですばやく着られました。両足を順に胴体に入れていき、両腕を入れ、着込みます。

「いい?閉めるよ。」
「はい、いいですよ。」

背中のファスナーが閉められた。次に靴を履きます。あとは頭部をかぶれば出来上がりです。
頭部を被る前に水分を補給しておきます。

「ガンバれるだけガンバってね。でも、無理はしちゃダメだよ。もし、倒れたりしたら大変だから」
「はい、ガンバります。あやが来たらたっぷり休ませてもらいますから(笑)」
「じゃあそろそろ時間だから、頭かぶせるよ。いい?」
「はい。」

頭部がかぶされ、アゴ紐が締められます。メッシュ状になっている目の部分から○田さんの顔が見えます。
ハァー、フゥー。自分の呼吸音が頭部内部に響きます。頭部を被ったとたん、汗が出てきます。
76恋愛小説家
「いいかい?OKならそろそろ行こうかぁ」
「はい、OKでーす」こもった声
「あはは、ダメじゃん。しゃべったら(笑)」
あわてて手(羽)でくちばし部分を押さえ、体全体でお辞儀をします。

「まぁ、外でしゃべらなきゃいいんだけどね(笑) じゃあ、行こうか」
○田さんに手引かれ、控え室を出て店頭に向かいます。
裏口から外に出るとかなり気温が上昇しているようです。汗が全身から噴出してきます。

「○○ちゃん(マスコットの名前)が今日も来てくれたよー、チビッコたち、仲良く遊んでねー」

掛け声と同時にたくさんのチビッコに囲まれてしまいました。
握手したり、頭をなでてあげたり、一緒に写真を撮ったりしました。
86恋愛小説家
(ふぅー、暑い~。あや、早く来ないかなぁ・・・)

本日1回目と言うこともあり、体力的には多少ガンバれそうでしたが上昇してきた気温と子供たちの熱気で
着ぐるみの中は大変です。
すこし離れた場所で○田さんがチビッコに配る風船を膨らましていましているのが
メッシュ状の視界越しに見えます。時間を気にしながら心配そうな顔をして時折こっちを見てます。
開始から1時間近くたったころでしょうか、両手に風船をたくさんもった○田さんが近づいてきました。

「どお?まだいける?」

風船を配り終えた○田さんが私の肩をたたいて、そっと話かけてきました。

「喉がカラカラです・・・」こもった声

チビッコに聞こえないように小さな声で答えました。

「OK、わかった。ちょっと待ってて。すこし休憩しよう」

チビッコが多少まばらになったとき○田さんが私の手を引いて裏口まで誘導してくれました。
裏口からスタッフ通路に入るとイスが置いてあります。そこに座らせてくれました。
アゴ紐をはずしてくれて、着ぐるみの頭部を取ってくれました。
87恋愛小説家
「フゥー、ツラかったぁ・・・。今日、ほんと暑いですよ」
「いまで1時間ちょっと。もうちょい行けるかな?」
「あやはまだですか?」
「まだ、来ないんだよ」
「とりあえずガンバってみます。」

頭は面下のせいでモジモジ君状態で体は着ぐるみ状態という「ごめんね。全部脱いで休憩する時間ないからここで水分補給だけでガマンしてね。」
なんとも言えない姿で
水分補給しながら○田さんにタオルで顔を拭いてもらいます。

「多少は生きかえりました(笑)」
「よし、じゃあ行こうか。かぶせるよ」
「はい。」
「うわぁ、アゴ紐も汗でびっしょりだよ、美貴ちゃん」
「それだけ、大変なんですよ~」こもった声。

頭部が被らされ、面の中に自分の声と呼吸音が響きます。
88恋愛小説家
「よし、出るよ。ガンバってね」
裏口から店頭広場に出たとたん、またチビッコに囲まれます。

(イタッ、誰よ~、蹴っ飛ばすのぉー)
(あぶないから、シッポ引っ張らないでよぉ~)
(ウゥ~ン、タイツすりすりしないでよ、気持ちいいじゃなーい・・・)

それから1時間ぐらいチビッコと遊んでいると○田さんが近寄ってきて小声で
「今、あやちゃんから連絡あったんだけど、用事が長引いてるんだって。もう少し、かかるみたい。
とりあえずこのままじゃ美貴ちゃん大変だから一旦交代しよう。」

体全体で大きく「ウン」とうなづきます。

「はーい、○○ちゃん(マスコットの名前)は、ちょっとお家に帰るからね。すぐに戻ってくるからねぇ。
みんな、バイバーイ」 ○田さんがチビッコに声をかけます。

手を引かれながら裏口から通路を通り控え室に向かいます。
控え室に入るとすぐにアゴ紐を外して頭部を取ってくれました。
90恋愛小説家
「ちょっと待ってね、すぐに脱がしてあげるからね。はい、ファスナー下ろすよ。」
「はぁー、もう限界かも・・・。まったく、あやったら・・・。」
「いやぁ、ほんとよくガンバってくれた。助かったよ。はい、いいよ脱いで」

背中のファスナーが下ろされ、一気に胴体部分を脱ぎます。
汗の熱気のこもっていた胴体部分から解放されました。扇風機が火照った体に心地よい風を送ってくれます。
Tシャツは汗でビショビショ。体に張り付いてレオタブラがくっきり浮き出てます。
面下も汗でグショグショでした。面下をとり、タオルで顔や髪を拭いていると

「どうしようかなぁ。あやちゃん来るまで・・・。」
「どうするってどうするんですか?」
「スーパーの手の空いてる子探したんだけど、今混んでて誰もいないんだよ。」
「あやが来るまで私一人でやりましょうかぁ?」
「イヤ、それはダメだよ。もし倒れられたりしたら大変だからとりあえず休憩してもらわないと。」
「もー、あやったらぁ・・・。」
「しょうがない、俺がやるしかないかぁ・・・。」
「えぇぇぇー、ほんとですかぁー。」
「他に人が居ないんじゃ、仕方ないだろ」
「大変ですよ。暑いし、歩きヅラいし、子供に蹴られるし、汗臭いし・・・(笑)」
「贅沢言ってられないだろ、この際。まぁ、美貴ちゃんの臭いならむしろ大歓迎だけどね(笑)」
「もー、何言ってるんですかー。」
「あはは、冗談、冗談。でも、やるしかないかぁ。」
101恋愛小説家
「そうですよね、他に誰もいないですしねぇ・・・。」
「よし。じゃあ着替え手伝ってくれるか」
「はい。」

ジャケットを脱ぎ、ネクタイを外し、Yシャツを脱ぐ。

「女の子の前で下着姿になるのはマズイよなぁ(笑)」
「今、誰か入ってきたら勘違いされますね(笑)」
「タイツ履き終わるまで後ろ向いててくれるかなぁ。」
「あっ、そうですね。そうします。」

ズボンを脱ぎ、Tシャツ&パンツの姿になりタイツを履き始めた。
美貴が後ろを向いている隙にパンツの中の元気一杯のムスコの位置を整えた。

「OK、タイツ履いたよ。」
「へぇ、○田さんって脚細いんですね。私より細いかも(汗)」
「そんなにマジマジと見られると恥ずかしいなぁ。」
「だってぇ、あっ!・・・」
「えっ、あっ、これはそのぉ・・・なんと言うか・・・。(大汗)」
102恋愛小説家
あやはモコリと盛り上がったタイツの股間から目をそらし顔を手で被いながら

「もー、やだー、○田さんったらこんな時に・・・(照)」
「いやー、ごめん。タイツなんて履いたことないからさぁ、なんか肌触りが気持ちよくてさぁ。ほんと恥ずかしい」
「見なかったことにしておいてあげます。」
「いやぁ、ほんと恥ずかしい^_^;」
「16歳の乙女の前なんですからね、気をつけてくださいね(笑)」
「タイツの肌触りって言うか、締め付け感って言うかほんと気持ちよくてさぁ・・・。気をつけます(笑)」
(そうなのよね、私もタイツ履いてスリスリするとスゴイ気持ちいいもんなぁ・・・)
「ん?なんか言った?」
「えっ、何にも(汗)。さぁ、着ぐるみ着ちゃいましょうか。」

胴体部分は美貴の汗をタップリ吸い込みかなり湿っていた。

「さわやかな乙女の香りだと思ってガマンしてくださいね(笑)」

両手、両足を胴体に入れて着込む。
美貴が背中のファスナーを閉めてくれた。
美貴の汗を吸い湿っている着ぐるのみに包まれた○田のムスコはすでに爆発寸前だった。
103恋愛小説家
「どうかしました?」
「いや、別になんでもないよ。」
「そうですか。じゃあ、頭被せますよ、いいですか。」
「あぁ、頼むよ。」

着ぐるみの頭が被され、美貴がアゴ紐を絞めた。アゴ紐も美貴の汗で濡れていた。

「はい、できあがりましたよ。大丈夫ですか?。前、見えます?。」
「あぁ」。

一言だけ返事を返し、○田は大きく深呼吸をして、美貴の汗の臭いを吸い込んだ。
程よい圧迫感のタイツに下半身を覆われ、汗の染み込んだ着ぐるみを着た○田はすでに平常心を失いかけてた。

(ハアハア、ハアハア・・・)

メッシュ状の覗きの向こうには美貴が見える。

(逝きそうだ。美貴ちゃんに抱きつきたい。でも、ダメだ。ガマンだ。もし、そんなことしたら・・・)
104恋愛小説家
「○田さん、平気ですか?行けますか?」
「・・・・・・・。」
「OKなら出ましょうか?」
「ああ、いいよ。行こうか」

美貴に手を引かれ、控え室出て裏口に向かう。

「大変でしょう。外に出たらもっと大変ですからね(笑)」
「がんばってみるよ。」
「あっ、外に出たら喋っちゃダメですよ。チビッコの夢を壊しちゃいますからね(笑)」
「そうだったね。」
「はい、じゃあお願いします。」

裏口を出て店頭広場に向かう。歩くたびにタイツの刺激が股間を襲う。

(そうだ。子供たちに意識を集中しよう。これは仕事なんだ。好きでやってるんじゃないんだ。)

たちまちたくさんのチビッコに囲まれた○田は自分に言い聞かせるように心の中で唱えた。

(仕事なんだ、仕事なんだ。俺はヘンタイじゃないぞ。あやちゃんが来ないから仕方なくやってるだ・・・)

しかし、チビッコに集中しようと動けば動くほど暑さと苦しさで呼吸が激しくなり
美貴の汗の染み込んだ着ぐるみ中の臭いを吸い込みます。
112恋愛小説家
(スゥーハァー、スゥーハァー、スゥーハァハァ・・・・・)

刺激しないように立ち止まっている訳にもいきません。
動くと股間を刺激するタイツの圧迫感、甘酸っぱく香る美貴の汗の臭い、
それとは別にサンサンと照りつける夏の陽射し、着ぐるみの中の暑さ・・・

(生き地獄だ・・・。脱ぎたい・・・。でも、脱ぎたくたい・・・・)

店頭を見ると美貴が風船を膨らましているのが見える。

(あぁ、美貴ちゃん・・・いい香りだよ・・・)

美貴が両手一杯に風船を持って、○田の方に駆け寄ってきました。

「風船欲しいチビッコ、手上げてー。ハーイ。」
113恋愛小説家
風船欲しさにチビッコが美貴と○田の周りに集まります。
と、その時。○田は太もものあたりになにか冷たいものを感じた。

「あらまあ、ジュースこぼしちゃったのねぇ。」

風船を配り終わった美貴が気が付いてくれた。
風船欲しさに集まったチビッコの一人が手にしていたジュースを○田の太もものあたりに
誤ってこぼしてしまったらしい。自分の足元などまったく見えない○田は自分ではどうすることもできなかった。

「ちょっと待っててくださいね。」

覗き越しに美貴が小声で話し掛けてきた。その時

(あぁ、うっ・・・。なんだ、どうしたんだ?)

誰かがタイツを触り始めた。
114恋愛小説家
「染みになっちゃいますからね、拭いておきますね。」

美貴がジュースのこぼれたタイツ脚を拭いてくれているのだった。

(あぁ、気持ちいい。そんなにスリスリされたら俺は・・・。ダメだぁ・・・)

「あっ、動かないでねぇ、○○ちゃん(マスコット名)。綺麗にしないとね。」

動くなと言われても太ももから付け根のあたりまでスリスリされたらたまりません。
ピクピクと小刻みに震えています。

(あっ、もしかして○田さん。スリスリされて感じてるのかなぁ。)

「タオルで拭いたらなんか埃っぽいのがついちゃったんでもうちょっとガマンしてくださいね。」

さっき以上の気持ちのよい感触がタイツ脚を襲う。足元の視界がまったく無いので見えないが
多分美貴が素手でタイツをさすっているようだ。

(あぁぁ、気持ちいいよ、美貴ちゃん。ダメだ、逝きそうだ・・・・)
115恋愛小説家
このまま絶頂を迎えてしまいそうになったその時、突然美貴の手が止まり

「美貴―、ゴメン。遅くなったぁー。」
「あっ、あや!」
「ゴメンねぇ。あれ、誰が入ってるの?。」
「あぁ、誰だと思う?(笑)」
「かわりの子来たの?。」
「ううん、誰もいなくてね、実は・・・・・・・・・・・○田さん(笑)」
「えぇー」
「今ね、チビッコが脚にジュースこぼしちゃって拭いてあげてたの。はい、綺麗になりましたよ。」
「あら、御苦労様。すぐに交代します。」

まさに絶頂を迎えようとした矢先に突然止められた○田は・・・・

「はーい、チビッコたち。○○ちゃん(マスコット名)はちょっとお家に帰りますからね。バイバーイ。」

美貴とあやに手を引かれて裏口から通路を通り、控え室に向かった。
116恋愛小説家
「あやが来ないから私が最初2時間も着たんだよ。その後、○田さんが代わってくれたけど・・・。」
「ほんと、ゴメンね。○田さん、すいませんでした。お疲れ様です。」
「・・・・・」
「大変だったでしょ、○田さん」
「・・・・」
「すぐ脱がしてあげますからね。」
「あやはすぐに出られる?」
「うん、遅れた分ガンバリます(笑)」

控え室に戻り

「はい、アゴ紐外しますね。頭取りますよ。」

頭を取ってもらい、背中のファスナーが下ろされた。

「はい、脱いでいいですよ。」
「ハァ、苦しかった。タイツの下パンツしか履いてないし、はずかしいからフタリとも部屋出ててよ。」
「はい、分かりました。着替え終わったら呼んでくださいね。通路で待ってますんで・・・。」
数分後、きちんとネクタイを締め、スーツを着た○田が部屋から出てきた。
117恋愛小説家
「いやー、あんなに大変なものとは思わなかったよ。」
「そうですよ、着ぐるみって大変なんですよ。」
「午後はフタリで交代で頼むよ。」
「はい、まずはあやが着て、次に私が着ます。」
「俺は通路で一服してるからあとは頼むよ。」
「はーい、じゃあ、あや着替えようか。」
「うん。ガンバルぞぉー。」

フタリが控え室に入ると、○田は通路の脇にあるベンチに腰掛けタバコを吸った。
美貴もあやも○田が履いていたはずのタイツが部屋のどこにも見当たらないことにまったく気づかない。
フタリとも着替えるのに夢中になっていた。

フゥー
大きくタバコの煙を吐き出し、周りを見て誰もいないことを確認すると
ズボンの裾を少し持ち上げ、ソックスをズリ下ろすとそこに見えたのは黄色いタ・イ・ツ・・・



※	○田が部屋に一人になった数分間に何をしていたかは読者の皆さんのご想像にお任せします。
127恋愛小説家
第1弾 「美貴ちゃんの着ぐるみデビュー編」はとりあえず終了です。
第2弾 「美貴ちゃんの着ぐるみ激闘編」を現在執筆中です。