700万円の依頼(仮)

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未完結
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383人形屋 ◆A8iHzIDo
都内にある事務所

 啓介「おはようございマッスル。」
 さえないギャグをとばすのは渡辺啓介、この事務所でもう3年になる、そこそこ男前な彼には
 2年前に彼女になり今は妻となったアキがいる。
 ルミ「あーおはよう啓介、アキどうしてる?」
 彼女はこの事務所の代表取締役社長のルミさんだ、なんの事務所かとゆうと小さなイベント企画運営の
 事務所だ、お祭りの縁日から、キャラクターショーの管理などが主な仕事だ、先代の社長の娘である
 ルミさんがこの事務所の社長に就任したのは去年の暮れあたりだ。
 ルミ「リュウ君は元気?」
 パソコンをうちながらはなしかけてくる
 啓介「はい、アキが今つきっきりで面倒みてますよ。」
 ルミ「そう、たまにはここのも連れてて私にもだかせてよ。」
 啓介「午後からアキもくるんで、そのときにも。」
 ルミ「そう、楽しみね、でさ、ちょっと仕事たのめるかしら。」
 啓介「はい、いいですけど。」
384人形屋 ◆A8iHzIDo
ルミ「今度の日曜大丈夫?」
 啓介「はい、別にこれといった用事ないですし。」
 ルミ「それでさ、こんどのは、クライアントからの投資が大きいの、長丁場になりそうなんだけど。」
 啓介「はあ?それは一体どんなんですか、一日じゃ終わらないんですか?」
 ルミ「ええ、一週間くらいになるかも。」
 啓介「で、その依頼内容ってどんなんですか?」
 ルミ「お人形になって一週間一緒にすごしてほしいそうよ。」
 啓介「はは、そんなん依頼ありなんですか?」
 ルミ「私も一応断りはしたんだけど、先方がどうしてもってゆうし、この依頼に100万だすって。」
 啓介「100万すか。」
 ルミ「しかも日給でよ、7日で700万よ、うちも最近苦しいから、断りきれなくてね。」
 啓介「しょうがないですね、うちも零細企業ですから、で、どんな人形なんですか?」
 ルミ「中世ヨーロッパに少女人形、まあ着ぐるみね、それ着て一週間、クライアントと暮らしてほしい
 の。」
 啓介「ブツは?」
 ルミ「もう郵送されてあるわ、となりの部屋においてある、まあ、見てごらん。」
385人形屋 ◆A8iHzIDo
そういわれて、啓介は隣の部屋に入った、まるで、絵から飛び出してきたような、少女の人形が座っている
 金髪の長い髪につばの長い帽子、幾重にもかさなったまるでドレスのような豪華な服、見るものを圧倒する
 しばらく、なにもいえないまま数分がたった、、しばらくすると、啓介はその人形に触れてみたくなった。
 顔は髪と帽子で隠れてみえなかったから、まず顔を確認したかった、やはり人形は顔が命だからだ。
 おそるおそる、髪をわけて顔をたしかめる、白くつややかな顔、目にはアイシャドウがぬられ、唇は人形とは
 思えない、リアルな彩色がしてあった、目は閉じてあり、たぶん中からの操作で開閉するのであろう。
 しげしげと顔をなでたり、覗き込んだりしていると、いきなり閉じていた目が開き啓介をみる。
 啓介「うを、なんだ、目が開いたぞ。」
 目が開いたとおもったら、そのまま立ち上がって、啓介のほうによってくる、啓介も突然の出来事にただたって
 いるだけだった。そのまま啓介の身体に抱きつく人形、背丈は160前後かそこらだ、首を上にむけて啓介を見つめる
 さっきは目を閉じていて、瞳の中まではみえなかったが、間近でみると、引き込まれるような深い蒼の瞳がまっすぐ
 啓介のほうを眺めている、するとこんどは目を閉じてしまった、しかしこれはどうみてもキスを要求する仕草だ
 啓介の心拍数は急激に倍増する。
 啓介「だめだ、俺には妻も子供もいるんだ、他の女とキスなんかできない・・でも。」
 片目で人形をみるとまだ、キスポーズをしている。
386人形屋 ◆A8iHzIDo
朦朧とする意識の中で啓介はふと我にかえった
 啓介「そうだ、これは人形だ、着ぐるみなんだ、誰かが中に入って俺をからかってるんだ。」
 啓介は両手で人形の両肩をつかみ、引き離す。
 啓介「誰なんだ、誰が中に入っているんだ、でて顔をみせろ。」
 すると、驚いたような仕草をする、手首を少しそらせて、顔の口のところでとどめている、ちょっと怯えたような
 仕草で啓介をみつめる。
 啓介「誰なんだ、正体をみせろ。」
 すると人形は首を小さく横にふる、イヤイヤっていっているようだ
 この時点で啓介の竿は暴走状態だった、その動作があまりにもあどけなく、可憐でかわいいからだ、それと同時に
 中身の人間に興味がでてきた。
 そこにルミがはいってきた
 ルミ「はいはい、お楽しみのとこすまないけど、遊びは終わりにしてもらえないかしら、はやくそれ脱ぎなさい。」
 すると、人形は首を縦にふる、そして、後頭部に両手をまわして髪を半分にわける、ベリベリとマジックテープを
 はがす、そして面に手をあてて前のめりに頭をはずす。
387人形屋 ◆A8iHzIDo
頭をはずして、中身の人間の顔がわかる、内心からいドキドキしていた
 顔は女のいでたいちだが男だそうだ。
 ルミ「紹介するわ、新人の早乙女俊くん、こっちは・・」
 早乙女「しってます、渡辺啓介さんですよね。」
 啓介「なんで、知ってるの?」
 早乙女「入社のパンフに書いてありましたから。」
 啓介「で、今回の仕事は彼がやるの?」
 ルミ「そうしたいんだけど、彼まだ、学生なの、アルバイト入社だし、学校を
 1週間も休めないのよ、だから、これは啓介に着てもらうわ、彼は私と一緒に
 あんんたのサポートにまわるから。
 啓介「なんでわざわざ、こんな手のこんだいたずらを?」
 早乙女「すみません、僕、着ぐるみとか大好きなんです、見てたら着たくなって
 ルミさんに頼んで啓介さんがくるまで人形でいたかったんです。けど、着ぐるんだら
 気持ちよくなっちゃって、途中で寝ちゃったんです。そしたら、啓介さんがこっちを覗き
 こんでるのみて、つい。」
 啓介「ふうー、そっか、でも今度からそうゆういたずらはしちゃいけないな。」
 早乙女「はい、すみません。」
388人形屋 ◆A8iHzIDo
着替えて早乙女がでてきた、ちょっとながめでセンターでわけた髪は少し茶色だった、女のように
 細くきれいな顔に小さい体、男だがちょっと好みのタイプだ。
 早乙女「改めましてはじめまして、さっきのあの人形すごいです、僕はじめて着ぐるみ着ましたけど
 あれほどまでとは思いませんでした。」
 ルミ「あれは今回のクライアントの特注なのよ、今回の依頼の副賞としてあれはうちのものになるのよ、
 だから、啓介、たのむわ。」
 啓介「女の人形なら女の人がいいんじゃ?」
 ほんとはやりたくてしかたいのだが、ここはわざといってみた、それをルミもしってかしらいでか
 ルミ「そうね、なにも啓介じゃなくても女の子に頼もうかしら、えーと、空いてる娘は・・」
 予想外の事に戸惑う啓介をちらっとみて、くすくすわらうルミ
 ルミ「ははは、冗談よ冗談、少しあんたをからかってみたの、わかってる、今回の依頼をこなせる
 のはうちではあんたしかいないってこと私にはわかってるから。」
 啓介「もールミさん、冗談は顔だけにしといてくださいよ。」
 ルミ「なにー、私の顔が冗談だってゆーの?これでもまだぴちぴちの28よ。」
 なにもいえない早乙女はただたちつくしているだけだ。
 早乙女「じゃ、じゃあ僕そろそろ帰ります、バイトあるんで。」
 ルミ「はい、お疲れ様、じゃあまた連絡するからね。」
389人形屋 ◆A8iHzIDo
ルミ「どう?彼?いけるくちだと思うけど。」
啓介「そうですね、線も細いし、いいんじゃないですかね、今回の依頼は彼にすれば
よかったのかもしれませんね。」
ルミ「さっきも言ったじゃない、これをこなせるのは啓介だけだって、あんたはうちの
看板役者なんだから、今はアキがでられないぶんあんたにがんばってもらわないと。」
啓介「はい・・・。」
ルミ「じゃ、とりあえず、テストで啓介やってみな。」
啓介「え?今からですか?」
ルミ「今やらないでいつやるの、さ、とっととやるやる。」
390人形屋 ◆A8iHzIDo
特殊素材のゼンタイを身にまとう、内部は二重構造になっている、さっき早乙女は外装しか着ていなかったのだ
 ルミ「啓介、これが下に着るゼンタイよ、とりあえず、全部脱がないと着れないわ。」
 啓介「全部っすか?」
 ルミ「ええ、全部。」
 啓介「そんなにじろじろ見られたら恥ずかしいじゃないですか、あっちむいててくださいよ。」
 ルミ「なーにいってんの、あんたの竿なんていっぱいみたからいいじゃん捌に気にしない気にしない。」
 啓介「気にしますよ、お願いします。」
 ルミ「はいはい、あーあ、昔は見せてくれたのになー、久しぶりにみたいなー啓介の竿。」
 啓介「ルミさん。」
 ルミ「はいはい。」
 ルミは後ろをむく
 白銀のの特殊素材のゼンタイに手足をいれる、思った以上に締め付けがはげしい、女の体型を形成するためだろう
 足首までキュっとしまり、啓介の足を女の足のようにしていく。
 竿は内部にある特殊加工のサックに上向きで収納するようになっていた、いったときように、液体吸収パットもついている
 ウエストもギュウギュウにしめつける、呼吸困難になりそうだ、腕をとおして、頭を被る、顔が小さくできているため、半分
 無理やりはめこむ。
392人形屋 ◆A8iHzIDo
目の部分は特殊フィルターのシールドゴーグルになっている、胸は弾むように、やわらかくそしてかるい、女のような胸になっている
 ちょうど目の前に姿見があるので、その自分の姿をみてみる。
 ただ、ゼンタイを着ただけで、もう外見からは中には女の子が入っているかのような姿だった。 
 啓介「すごい、これが俺なのか?」
 ルミ「できた?わお、かわいい。」
 グっとくびれたウエストがより女性らしさをだしている
 とっさになにを思ったのか、胸と股を隠す
 啓介「なにやってんだ俺。」
 ルミ「あらあら、仕草まで女の子っぽくなっちゃって、まあ、あんたはうちの花形女形役者だからね。」
 わらるルミ、啓介はそのまま、また鏡をながめる
 ルミが後ろから脇に手をしのばせて胸をもむ、すると、電気信号が竿を刺激する
 啓介「う、うわなんだー。」
 ルミ「それね、この特殊電動タイツで、胸とかさわると、それが電気信号になって装着者のモノに刺激を与える
 のよ、男女でその部分はことなるわ。」
 啓介「女の人がやるとどうなるんですか?」
 ルミ「ふふ、しりたい?」
 啓介「ええ、まあ。」
 ルミ「はっきりしなさい。」
 啓介「はい、しりたいです。」
393人形屋 ◆A8iHzIDo
ルミ「女の子の場合はもちろん前方の穴にも刺激がいくわよ、私は後ろの穴にも特殊なものいれるから、刺激は2倍よ
 それ、啓介もいれてみて。」
 啓介「え、うわ。」
 ルミは啓介の後部の穴周辺に指をしのばせてなにかをおす、ムニっと、啓介の後ろの穴になにかがめりこむ
 ルミ「感じてるでしょ?いい刺激なのよこれ、私がみんなが来る前に試着したの。」
 啓介「え、これルミさんが着たんですか?」
 ルミ「ええ、そうよ、私の汗とか残ってないかったかしら、次にあんたが着るのわかってたから、知ってるのよあんた
 女の子が着たあとの着ぐるみとか着てみたいってこと、心配しなくても、後ろの穴のも私のよ。」
 抱きつかれて耳元でささやかれた啓介の竿はもう爆発寸前だった。
 ルミ「ほんとはね、私もあんたの事むかしから惚れてたのよ、12月にあんなことなかったら、アキじゃなくて私があんたと
 結婚してたかもね。」
 啓介「え?そんな、俺は・・」
 ルミ「いいの、もうすんだことだし、こうしてあんたはまだ、私の手元にいるし、アキも私があんたに惚れてたことしってるから
 妊娠さえしなければ、好きにしていいって。」
 啓介「なんだそりゃ、俺は道具じゃないぞ。」
 ルミ「いや、私の道具よ、いや?」
 啓介「そうゆうわけじゃ・・・」
 なぜか否定できないでいた。
394人形屋 ◆A8iHzIDo
たしかにルミさんも美人だ、28とゆうわかさでここの事務所の最高責任者で
 スタイルも前より格段によくなっている。シャギーのブロンドヘアーにビシットきまった黒のリクルートスーツ
 一見すれば、かなりやりてもキャリアウーマンだ。
 ルミ「さ、今度は外側の人形を着るのよ。」
 着ぐるみの内装が終了しこんどは外装だ、人形のように、皮膚はつるつるしてて、硬いプラスチックのようなものだった
 肘、膝、腕、太もも、手首、足首、首の各ジョイントが稼動できる、間接のつぎめには肌色の布?のような素材でつなげて
 あった。
 手も人形さながらに指の各関節ごとに動くようになっている
 背部のきりこみ部分から、身体をいれていく、両手足、ときおりタイツにかすれるとその刺激が竿を刺激する
 頭部はコンピュータがくみこまれている、
 頭を被る前にタイツの上から頭部からインカムのようなものをはめる
 網膜認識スキャナー、内部の人間の網膜細胞の動きを認識して人形の目の開閉をおこなう装置である
 顔まで被ると、ルミがうしろの開閉口を閉じる
 ルミ「どう?聴こえる?」
 声を出そうとしても声がでないから、コクコクとうなずいてみる
395人形屋 ◆A8iHzIDo
ルミ「まだ、外は見えてないでしょ?まってね、いま電源を入れるから
 そういってルミはリモコンのスイッチをいれる、すると耳元で「ピポ」とゆう音がすると
 目の部分のシールドスクリーンに外の風景が投影される、しかし音や声が聞こえない
 聴こえないよみたいいなリアクションをすると、ルミは再びリモコンのスイッチをいれる
 すると、耳元になにかが押し当てられた感触がする
 ルミ「これで、聴こえるようになったでしょ?」
 ウンとうなずいてみる
 ルミ「骨伝動スピーカーよ骨から音声信号を内部につたえるの。」
 ルミ「さ、いつまでも女の子こんな姿でさらしとけないわね、ドレス着ないと、まずは・・えーっと、ショーツから。」
 もともと身体の小さい啓介に小さい人形の身体、普通の女のショーツでいいのだ
 ルミ「みあたらないわね、しかたない、私のでがまんして。」
 といいながら、ルミは自分の今穿いているショーツを脱いで人形にはかせようとするではないか
 これには啓介も、そんなことはできないと、首を横にふる
 ルミ「なによ、遠慮しなくてもいいわよ、誰も見ちゃいないわ。」
396人形屋 ◆A8iHzIDo
結局その日は下着がとどいてなかったから、ルミの下着をつけることにした
 人形の肌、外装は内部に熱をつたえない、ルミは自らの下着を人形に着せた
 ルミ「子供のころからね、一度やってみたかったの、等身大の着せ替え人形ごっこ、あのころは夢みたいだった
 けど、今こうして、等身大の人形に自分の下着きせることができるなんて、うー、興奮しちゃうわ。」
 するとルミはパンストまで、人形にはかせることにした
 ルミ「今日はね、あんたは、私のお人形、私の服着せてみたいし。」
 クリンクリンと首を横にふる
 ルミ「だーめ、かわいいからはなさいないわよ、女の子は女の子の専売特許なんだから。」
 そういって、ルミは鞄からいろんな服をだすと、順番に人形にけせていく
 ルミ「わー、楽しい、やみつきになりそう、今夜は離さないわよ。」
 
 序章 終わり 次はいよいよ現地派遣編
397人形屋 ◆A8iHzIDo
お詫びと訂正
ルミ「だーめ、かわいいからはなさいないわよ、女の子は女の子の専売特許なんだから。」
訂正
ルミ「だーめ、可愛いから離さない、お人形遊びは女の子の専売特許なんだから。」
399人形屋 ◆A8iHzIDo
1章 派遣

 事務所でのこともあり、アキには内緒で事務所で新しい着ぐるみの試着テストをしていた
 毎日の耐久訓練とルミさんの趣味につきあって、この1週間で5kgほど体重が減った。
 そんなある日
 啓介宅
 アキ「ねえ、ケイスケ?」
 啓介「なんだい、アキ?」
 アキ「最近さー、みょうに私によそよそしくない?」
 背中に顔をあて、人差し指で背中の一部をくりくりかき回す
 啓介「え?そ、そんなことないさ、ほらいっただろ、来週大きな仕事があるって、それで今事務所でいろいろやっててさ。」
 アキ「なーに、してるのかなー、私も見に行ってみようかなー。」
 啓介「いや、やめといたほうがいいよ、ほら、アキにはリュウがいるじゃないか、今はリュウにとっても母親の存在は
 必要不可欠だし、仕事のほうは俺とルミさんでやるから、アキは家にいてくれ。」
 アキ「ふーん、なんかやましいことしてないかー、このこの。」
 啓介「な・なにいってんだよ、そんなことするわけないじゃないか。」
 アキ「ほんとかなー。」
 啓介は振り向いてアキの肩をもつ
 啓介「俺を信じろ。」
400人形屋 ◆A8iHzIDo
アキ「ごめんね、ケイスケ疑ったりして、わかった、仕事、気をつけてね。」
 ケイスケ「わかってくれて、嬉しいよ。」
 そのまま抱き合う二人
 アキ「ケイスケ、だーいすき。」
 啓介「俺も好きだよ、アキ。」
 プルルルル(携帯の呼び出し音)
 啓介「あ、ごめん、そろそろいかないと、例の仕事おわれば、事務所からもでかいボーナスでるから
 3人で旅行にいこう。」
 アキ「うん、どこにしようか?」
 啓介「悪い、今ははなせないけど、今日かえったら話そう。」
 アキ「わかった、待ってるから。」
401人形屋 ◆A8iHzIDo
事務所
 啓介「すみません、遅くなりました。」
 ルミ「遅刻はダメよ。」
 啓介「はい、すみません、なんか途中で雨ふってきちゃって、あれ、きみは・・たしか。」
 早乙女「ご無沙汰してます、啓介さん。」
 啓介「アルバイトの早乙女くんだよね、どうしてここに?」
 早乙女「僕は・・・」
 ルミ「彼は私が呼んだの、ま、そこに座って。」
 3人が事務所中央のソファーにすわる
 ルミ「いよいよ、明日が本番ね、これはクライアントの詳細、目を通しておいて。」
 啓介「へー、日本を代表する玩具メーカーの社長やらのあつまりじゃないですか。」
 ルミ「玩具業界が今キャラクター戦略に心血をそそいでるの、今回依頼のあったのはそのうちの2社
 この2社は近く、吸収合併され1つの会社になるの、そこで、新企画として宣伝用のキャラクターを
 つくった、けど、これはまだいろんな課題があってまだ可決させてないから。
 両社の代表のキャラクターを互いの会社の社長に直接セールスするためなのよ、私の父がその理事を
 受け持ってて着ぐるみを作らせたのよ、今回、私たちはB社のキャラクターをやることになったわ。」
402人形屋 ◆A8iHzIDo
啓介「で、お互いのマーケティングが成立したらいいんですね。」
 ルミ「そううまくはいかないわ、負けたほうのギャラはでないの、啓介、今回は失敗は許されないわ。」
 啓介「はい、かならず、こっちがわのキャラクターを通せるようがんばってみます。」
 早乙女「がんばってください先輩。」
 啓介「で、早乙女くんは今日はなにしにきたの?」
 ルミ「彼も間接的ではあるけどサポートしてもらうの、で、やるまえに啓介が着ぐるんだ姿みたいんだって。」
 顔を真っ赤にしている早乙女
 早乙女「僕、先輩のみてみたいです。」
 ルミ「パートナーなんだから、みせてあげなさいよ、これは業務命令よ。」
 啓介「はい、わからいました、ですが、一人じゃ着られない部分もあるから早乙女くん、手伝いながら見てるといいよ。」
 早乙女「はい、すごいみたいです。」
 そして二人は別室にはいる
403人形屋 ◆A8iHzIDo
啓介は服をすべてぬぐ、ローションを全身にぬって、白銀のゼンタイに身体を包んでいく
 その様を横からマジマジとみつめる早乙女
 啓介「そんなに見られると緊張しちゃうな、ほら、もっとリラックスして。」
 早乙女「は、はい、でも、もう興奮して・・」
 顔までかぶって、スタイルのいいゼンタイ姿の女のようになったケイスケ
 早乙女「せ、先輩、だ、だ、抱きついてみていいですか?」
 これにはケイスケもおどろいた、でも、ウンウンとかわいくうなずいてみた
 正面からガバっと抱きついてみた、早乙女は豊満な胸に顔をうずめる
 早乙女「先輩、すげーかわいいっす、僕もうヤバイです。」
 早乙女の竿は外からみてもわかるくらい膨張していた
 それを、ズボンの上からやさいくなでてみる、ビクンビクンと上下運動を繰り返す
 そのまま、横になる、早乙女が下に仰向けになると、その上にスっとのかり、口で首元を軽くなぞる
 予想外の出来事に早乙女の首筋がふるえる。
404人形屋 ◆A8iHzIDo
こんどは、早乙女が上にきた、早乙女の腕をにぎり軽く胸に押し当てる
 早乙女「うわ、柔らかい、こんな・・」
 一方、中のケイスケの竿にも、後ろの穴にもものすごい刺激がつたわっている
 股の間で逃げ場をうしなった竿がはちきれんばかりに暴走していた。
 こんなに、苦しめられる、でもこの感覚が今はたとえようもない快楽にかわろうとしている
 自らの胸に手をあてて、悦な快楽をほっする、メス犬になっていまうのだ。
 なにかに激しく反応するゼンタイの女
 早乙女「ハアハア・・先輩、このままじゃ、なんなんで着ぐるみ着てください。」
 そうゆうと、外装の人形をもってくる、モゾモゾ中に身体をうずめていく
 最後に後ろのジッパーを早乙女が閉じる
 一人のかわいい美少女の体内におさまる、なんていい気持ちなんだろう
 早乙女「先輩、俺、もうだめっす。」
 早乙女の竿は彼の興奮を表現するかのごとく脈うっていた
405人形屋 ◆A8iHzIDo
最新式の人形は口もある程度動くらしいので、早乙女の竿を先っぽだけ、加えて上下にゆすってみた
 早乙女「うう、先輩でます。」
 白い粘液が早乙女の竿から、勢いよくふきだす、人形の顔はよごせないので、非難していた
 するとまた、するすると早乙女にちかずく、早乙女は床に仰向けに、その上に四つんばいで人形が重なる
 早乙女の口にキスをする
 早乙女「う・・先輩、・柔らかいんだ、本当の女の子の唇みたいに。」
 窓の外は以前、バケツの水をひっくりかえしたような、どしゃぶりの雨
 雷がけたたましく鳴り響く、暗く薄暗い部屋に稲光の閃光が重なり合う二人の影だけを鮮明に映し出している
  すると次の瞬間、なにか鈍い音が身体をとおりぬける
 プシュ、プシュ
 啓介「な・・なんだ。」
 全身の力が抜けていく、早乙女が放った弾丸が人形を貫き、腹部につきささる
 早乙女「へへ、悪く思わないでくれよな、これも仕事なんでな。」
406人形屋 ◆A8iHzIDo
 ポケットに忍ばせておいた、サイレンサーの銃の弾がケイスケを捕らえていたのだ
 ポケットには丸いアナが残っていて、かすかな煙がでていた
 早乙女「俺はA社のスパイさ、B社のできがいいもんでな、こんなのだされたら、うちがやばいんだよ、悪いが
 逝ってくれ。」
 たちあがり、ポケットから銃をだし、啓介にむける
 急にケイスケが機転をきかし、ものをなげてきた、それをかわす早乙女、しかし、それは早乙女にあてるためのものでは
 ない、そのまま、ガラスをわる。
 そこにルミがとびこんできた、早乙女は帰り際にもう1発啓介の胸に打ち込んでいた
 そしてそのまま、身体をまるめて窓ガラスを突き破って外ににげていった
 それをルミはおうこともなかった、もう虫の息の啓介をだきしめる
 ルミ「いや、なんでこうなるの?どうしてよ。」
 最後に啓介を着ぐるみから解放した、顔には血の気がない、朦朧とする意識の中でルミの手をにぎる
 啓介「ぐふ、る、ルミさん、アキやリュウをたのみます。」
 ルミ「なに、ばかなこといってるの、そんなの頼まれたっていやよ、2人はあんたが養っていくんでしょ。」
 ルミの手を軽くにぎったと思うと、そのまま地面にうなだれる
 ルミ「いやあああああー。」
407人形屋 ◆A8iHzIDo
主人公が逝っっちゃったー、しかし、これで終わりではないのです、2章もあるので
疾風怒涛の展開、さあどうなるのでしょうか。