カレンちゃんとの秘事 その2(仮)

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完結
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139ある着ぐるみ愛好家
Bさんとのことから2ヶ月ほどたった、以前あのときの記憶は鮮明に残っている、俺は自分で着ぐるみ
が欲しくなった、しかし、現実に予算はン十万かかるのも事実、しかし、やってみたい、あれから毎日の
ようにBさんのHPのカレンを穴があくほど眺めていた。

 Bさんとも、メール交換もあり、さらに3ヶ月の時が過ぎ去った、ある日、Bさんから突然の呼び出し
メールが届いた、なんだろうと思い、なにも考えないまま、5ヶ月ぶりにBさんと再会する、場所は最初に
出会った喫茶店だ。

 「どうも、お久しぶりです。」「あ、どうも、前回から役5ヶ月ですね、どうです、その後?」、なんかやってない
こっちの行動を見透かしているような聞き方だ、「どうですって、どうゆう意味なんですか?」と少し聞き返す
「カレンにあってみたいですか?」、俺は二つ返事で即答した。

 「そうですか、今日、Aさんを呼んだのは他でもないんですよ、今度の日曜日は予定とかありますか?」
と唐突に予定を探ってくる、「えっと・・・、今のところはないです、日曜なんかするんですか?」とおもむろに
たずねるが、ちょっと興奮気味だった。

 「ええ、日曜日に僕と仲間たちでオフするんですが、どうです一緒に参加してみませんか?」なんと
定期オフの誘いだった。「そうなんですか、でも、それならメールでもいいんじゃないですか?」と少し
いじわるしてみた。

 「まあ、それでもよかったんですけど、今日、わざわざ本人に来てもらったのには理由があるんですよ。」
俺はすごいドキドキしていた「で、その理由とは?」


 「ええ、今度のオフ会では、新しい衣装の作品品評会もかねているんですよ、今、その準備してるんですよ
で、ドジちゃって、指を骨折しちゃったんです。」と机の下に隠していたのか、右手をみせる、ギブスと
包帯が手にまきつけてある

 「え、大丈夫なんですか?」、大丈夫なわけないけど一応建前で聞いてみる「ええ、で、こんなんじゃとても
カレンになれないから、今度のオフ会はBさん、あなたがカレンになってください。」少し、予想はついて
いたのだが、現実のことになると興奮が冷めない。
140ある着ぐるみ愛好家
「ってことは、俺用にも用意してくれてたっことですか?」「ええ、まあ、そんなとこでしょうか、で
今から、また、僕の家でその衣装の試着して最終的な調整をしたいんですが、お時間よろしいでしょうか?」
と聞いてくる、「もう、全然OKですよ。」


 Bさん宅

 5ヶ月ぶりにBさんの家にいく、ドアを開けると5ヶ月前とレイアウトも変更されている、モノクロをベースと
したインテリアは大人の部屋とゆう雰囲気だった、「さ、早速やりましょうか、例の部屋までご同行ください、あ、
その前に軽くシャワーを浴びといてください。」

 汗を流して、例の衣裳部屋に入る、「待ってました、早速お願いします、これ、Aさん用に新調したタイツと下着
です、これからこれ使ってください。」まるで、俺のことをしっているようにするすると話をすすめるBさんを横目に
俺は着替えを始める。

 女性らしい、ボディラインを形成するために矯正下着もある、「これは、うちで新しく開発した下着なんですよ。」
「え?うちって?」、「ああ、まだ言ってませんでしたね、うちは下着メーカーなんですよ、なのでこうゆうのは専売特許
みたいなもんです。」

 下着は上下で胸、腰と分かれている、女性の胸をイメージした下着とくびれを強調させるガードル、それらを順に身につけ
タイツを着る、これがカレンの皮膚となるものだ、前回とは繊維が若干異なっている、「これも、そうなんですか?」とBさん
にたずねる「そうですよ、繊維メーカーと共同開発でそれがプロトタイプです。」

 のっぺらぼうのタイツ人間になった、そこにさらに締め付けのきついブラとショーツをつけて、できたての衣装を身に着ける
サテン生地のドレスだ、華などの細かい刺繍もあり非常に豪華なものだった、最後にマスク「これは、前のカレンを改修して
新たにつくったものなんです、サイズもあうはずです。」

 長い髪、栗色になっている、顔の表情も前回にまして、かわいさの上に上品さを兼ね備えたような顔である、そのまま首元から
マスクを顔にはめる、前回苦戦したときとは正反対に怖いほどしっくり顔になじむのだ、まるで面が被る人を選んでいるかのように
カレンの面が俺とフュージョンしている。


 「うわー、思った以上にいい出来じゃないか、自分の才能が怖い」とBさんがゆう、たしかに、それだけいいものができているのだ
からここはおとなしくBさんの才能を認めるしかないので、かわいく、うんうん、とゆうような仕草をしてみる、すると、急にBさんが
カレンを抱きしめる。
141ある着ぐるみ愛好家
 そのままベットまでつれていかれて、しばらく抱擁していたが、さすがにタイツや下着
のしめつけが限界に達していたため、Bさんにジェスチャーで限界と知らせると、すぐに
それをわかってくれた。

 「あ、ごめんなさい、じゃ、そろそろ、カレン脱ごうか。」とBさん、内心もっとカレンの
中にいたかったが、体がゆうことを聞いてくれないのだ、そのまま、Bさんに手を引かれて
更衣室に向かった。
 
 「はい、お疲れ様、長いことごめんね。」とBさん、そのままカレンのマスクを自分の頭から
引き離す、内部では息がろくにできない、循環しないよどんだ空気がマスクをはずすと同時に
消えていった、この瞬間ほど新鮮な酸素が気持ちのいいものだとは思わなかった。
 
   to be continue・・・
147ある着ぐるみ愛好家
 「はい、お疲れ様でした、あとは一人でもできると思うから、僕は隣の部屋にいるよ
着替え終わったら、勝手にシャワー使ってもらっていいよ、終わったら、隣の部屋で今度の
オフ会の詳しい話をするよ。」と言い残してBさんは部屋をさった。

 カレンである自分がこれほどまでに興奮状態にある、いままでに経験したことのない気持ち
の高揚感がまだ、自分の中で渦巻いていた、ふと我に帰ると、手にはカレンのマスクを
もち、顔や体はタイツと衣装のままだった。

 そのまま、衣装もタイツも脱ぎ、カレンから、また一人の男に戻った、タイツ、衣装などを
どうするのか、Bさんに聞くのを忘れていた、それより汗をかいてしまっている自分に
気がついた、そのままバスルームで汗をながすことにした。

 そして、Bさんのいる部屋にむかった、「終わりました、お風呂かしていただいて
ありがとうございます、あの、このタイツとかどうしたらいいですか?」とBさんに
聞いてみた。

 「ああ、それは、更衣室に回収ボックスがあると思うから、そこに入れといてもらえ
ると助かるね、それは特殊繊維で、洗濯は普通の方法じゃできないんだよ。」とBさん
そのまま、更衣室にひきかえしすと、部屋の隅に回収ボックスとかかれた小さな箱があ
るではないか、そのまま、タイツをそこにはめる。

 そして、またBさんの部屋に入る「で、今度の日曜なんだけど、Aさん、あなたのこと
は他の連中には内緒にしてたいんだ。」「と、いいますと?」「オフ会は昼からだし
そのちょっと早めにAさんがうちにきてほしいんですよ。」

 「はぁ、それはどうしてですか?」半分わかってはいたのだが、興奮をおさえつつ
意地悪な質問を繰り返す「みんな、揃ったところで、作品披露するんですけど、僕は
こんな感じだし、今回はカレンはAさんが入るわけでしょ。」

 「はい。」「僕は一応、自分がやるみたいに更衣室に入るけど、実際やるのはAさんじゃ
ないですか、着替え終わって、Aさんのカレンがみんなの前にでる、みんなは僕がやってる
と錯覚してると思うでしょ?」

 「なるほど、でも、Bさん、手の包帯やらギブスはどうするんですか?それがあると
みんなもわかっちゃうじゃないですか?」「ああ、これは明日にでもはずす予定なんですよ
、医者ももういいっていってくれたし。」

 「はずすって、じゃあ、Bさん腕は完全なんですか?」「いえいえ、まだ若干痛みは
ありますし、で、カレンがみんなを翻弄してる最中に僕がみんなの前にでてきたら、
どう反応するか、楽しみじゃないですか?」
149ある着ぐるみ愛好家
  そう、考えるだけでも、今の自分にはかなり興奮である、日曜、カレンになりすまし
てみんなの前にでていって、窮屈なカレンに閉じ込められて、でも、カレンを演じていなけ
ればいけない、そんなことが現実に起こるのだ。
 
 「僕は、驚くみんなの顔がみたい、ドッキリ、みたいな企画ですよ、付き合ってみたい
と思いませんか?」確かに面白い企画だし、自分はカレンになれるとゆう、一挙両得な
企画なのだ。

 「いいですね、面白そうだし、やりましょうよ、でも。」「でも、なんですか?」
「Bさんが、でてきて、はい、驚きましたで終わりになって、カレンである自分はその後
どうすればいいんですか?」

 「ああ、そうですね、いつまでも驚いてる連中でもないですし、Aさんのことは
当日までのトップシークレットなんで、でてって終わったから、そのままずっとカレン
でいてください。」

 「え?ずっとですか?」「はい、ずっとです、いやなんですか?」「そんなことないです
けど、さすがにずっとは・・・。」「まあ、途中、休憩あとかあるし、衣装をお披露目した
後に各着ぐるみさんとのコラボ写真撮影なんかもあるんで、その辺もお願いします。」
154ある着ぐるみ愛好家
 「そうですか、写真撮影とかもあるんですか、まあ、オフ会とかだったら、あっても
おかしくないですよね。」一般的ば着ぐるみ系HPはやはり定期オフなどでの写真撮影
は当然のごとく行われている。

 帰り道
 とある商店街を通りかかった、お店の店先で子供が集まっている、子供が集まるとゆうことは
なんらかのイベントがある、着ぐるみいる可能性がある、そんな直感で自分は子供が集まって
いる所に足を運んだ。

 案の定、毛ぐるみタイプのピンク色のうさぎが子供の対応に手を焼いていた、興味本位で
叩いたり、殴ったり、正体を暴きに来る子供もいるようだ、着ぐるみは視界が狭い、口元や
ほんの隙間からしか前がみえていない場合が多い、死角だらけなのだ。

 「あー、後ろから髪見えてる、人間だー。」などと叫ぶ子供、気のせいかその言葉に
以上に感じてしまう自分がいた、ああゆうタイプの着ぐぐるみは、タイツも着用していない
ために、首元などが開いているのだ、内臓の首が下がればおのずと見えるものだ。

 茶色の後ろ髪がちらっと見える、中身は女性だろうか、背もそれほどあるわけではないので
ほぼ間違いないだろう、しばらく観察することにした、すると一瞬だが着ぐるみがこっちを
見たような気がする。

 子供の集団も一時落ち着いたところで、こんどはこっちによってくるではないか、内心
ものすごい興奮だった、「なんすか?」とか聞いてみたが、相手は着ぐるみで、声がでる
はずもない。
 
 そのまま、手を引かれて、控え室に連れて行かれた、控え室に入ると、着ぐるみは、
頭をはずしだした、いいしれぬ興奮が全身を襲う、中から現れたのは、知り合いの女の子だった
名前は美香とゆう。

 「あんた、こんなとこでなにしてんの?」「それはこっちが聞きたいな、美香こそ
こんなとこで着ぐるみのバイトか?暑くない?」とか、一見、着ぐるみなど興味ないように
振舞う。

 「バイトだし、それにさ、あたし、着ぐるみ好きなんだ、おかしいだろ?」、自分が
彼女に対してわずかながらも想いを寄せていた、そんな彼女が実は着ぐるみが好きだと
彼女の口から告白されたのだ。

 「そ、そうなんだ、知らなかったな。」「お前が、あんなとこに立ってるとこみたら
ちょっとからかいたくなってね。」美香は顔だけ出して首から下は着ぐるみの体だ、なんとも
かわいい。
 
 「俺もさ、実はちょっとだけ、興味あるんだ、実はな・・・。」「へ~、だから、
あたしのことみてたんだ。」「そ、そんなんじゃないさ、俺は着ぐるみみてただけで
別に美香ちゃんみてたわけじゃないよ。」
 
 「へ~、まあ、外見はうさぎだし、中身があたしだなんてわかるほうが不思議だよね
どう?もう仕事も終わりだし、デートしない?」「え・・・。」「あー照れてる、あんた
と最近遊んでなかったしさ、たまにはいいかなって、あたしとじゃ嫌?」

 「そんなことないよ、お願いします。」「そっか、よしよし素直でよろしい、じゃ、あたし
これから着替えるからさ、外でまってて、あ、ファスナ下ろしてくれる?」といわれたので
俺は美香の背中にまわり、ファスナを下ろす。

 Tシャツとスパッツの美香が着ぐぐるみからでてきた、汗で透けて、下着が見える
「ばか、なにニヤニヤしながら見てんだよ、あっちで待ってるよ。」追い出されてしまった
「わかった、ごめん。」
155ある着ぐるみ愛好家
  あんまりつっこんだところまでは内臓女性ネタは書きません、一部の方に納得して
いだけるように緊急でつくりました。
 自分の見解ですが、内臓女性は視的なものでの興奮が多いはずです、そこにいろいろな
フェチズムを感じている、文章でそれを表現するのは難しい、自分にそれを文章で表現する
文才がない、できて今のが精一杯です。
162ある着ぐるみ愛好家
 土曜日

 Bさんから、連絡があり、日曜の前日、つまり土曜日の夜にはBさん宅に乗り込み
することになった、会場はBさん宅なので、他のメンバーに見られないようにするため
である。

 「こんばんは、お邪魔します。」「はい、待ってましたよ、わざわざすみませんね
こんなわがまま聞いてくださって、さ、話もありますし、衣装の試着などもしなければ
いけません、やることはたくさんありますよ。」

 居間に招かれて、とりあえずソファーに座った、「荷物はそのへんにおいといてください
、明日はよろしくお願いします。」「こちらこそ、お願いします。」と社交辞令の挨拶を
とりかわす。

 「時間は10時くらいには、他のメンバーもちょろちょろと動き出すので、Aさんは
そのあたりから密かに準備しててください、ただ、みんなには僕がカレンになると思わせる
ので、着替えを手伝えるのはちょっとだけです。」

 「そうですね、がんばります。」「さて、話はこれくらいにして、本番の衣装合わせ
をしましょう、更衣室に来てください。」自分自身かなり興奮していた、前日までの
気分の高揚感とは違う胸の高鳴りを感じる。

 部屋に入ると、白いサテンドレスがトルソーのかかっている、「おお、これがそうです
か、す、すごい、これを自分が・・・・。」思わず生唾をのみこんだ、「そうですよ
僕がこの日のために作った最高傑作です。」
181名無しさん@着ぐるみすと
オレ、「Aさん・Bさん」じゃ萌えなれないんだが。
それらしい名前入れて欲しいよな。(次回作?から。w)
183ある着ぐるみ愛好家
 読者の方のご要望にお答えします、Aさんを秋山、Bさんを馬場さんにします

 最終話

 「どうですか?これが明日に備えて僕が用意した新作のカレンの衣装ですよ。」
となにげに自慢っぽくいってくる「す、すごいじゃないですか、こ、これほんとに俺
が先に着ちゃっていいんですか?」

 「ええ、こんな腕になってしまったのも僕の運がなかった、秋山さんにならカレンを
託してみてもいいかなと思いまして。」「そうですか、その思いに恥じないように精一杯
がんばります。」

 「今夜は前夜祭です、みんなにみせるその前に、僕だけのカレンを見たいんです、この
純白のドレスを着た僕だけのカレンを、さ、お願いします。」そのまま、俺はカレンに
なることになった。
184ある着ぐるみ愛好家
 カレンはベストプロポーションだ、実に女性らしいスタイルであるがゆえに、内臓
の人間にも外観を損なわないような下着などの着用を義務づけされる、幾重にもほどこ
された矯正下着、そしてタイツを全身にまとう。

 まるで、女性の皮を着るように、俺はカレンの体内へと手足をしのばせる、皮一枚
を隔てて、俺はカレンとゆう女性になりすましていく、その間の興奮は体験しているものに
のみ味わえる至福の瞬間といえよう。

 白いサテンドレスは背中部分がファスナとマジックテープの二重加工となっている
マジックテープを布製のタイツなどでさわると生地が傷んでしまうので、ここは馬場さ
んにやってもらう。

 「きつくないですか?」声にならない声で「大丈夫でふ。」布で口を覆われているため
正常な発音をはっすることはできないのだ、「ああ、無理して喋らなくてもいいですよ
首をふってくれればいいですから。」

 最後の仕上げはやはりお面だろう、髪もちゃんと整髪されたお面を両手で持ち上げる
と同時に自分の頭にはめ込んでいく、小さいお面で前回もはめるのにてこずったのだ
お面などは壊れやすいものなので慎重な作業だ。
185ある着ぐるみ愛好家
 今回のドレスは腕は二の腕までの袖である、肘から先はこれまた白いサテンの手袋を
はめることになっている、馬場さんの協力で手袋をはめる、鏡の前に立たされて、そこ
にうつっているわが身の姿にみとれていまうくらいかわいい女の子が立っていた。

 純白のドレス、肘からの長い手袋、髪の毛のブルーだがシックになって、カレン全体の
景観を損ねてはいない、「さ、これは明日みんなの前ではつけないここだけのオリジナル
オプションだよ。」といってシルクのビスチェと白バラのブーケを持たせた。

 「まるで、花嫁のようだ、僕は今日、カレンと結婚する、誰も参列する人間もいないけど
今は僕と愛するカレンだけでいい、好きだよカレン、きみも僕のことを愛してるかい?」
と真剣な表情の馬場さん。

 まさか、自分が着た着ぐるみで結婚式をあげさせられるなど考えてもみなかった
が、あまりにも真剣な馬場さんを見て自分自身がもうカレンと一心同体である、カレン
として馬場さんを夫にしたい気分だった。

 「これは僕からの結婚指輪だよ。」といって少し大きめのリングを差し出した、
エメラルドが埋め込まれた指輪、そのまま馬場さんは俺の指、じゃない、カレンの
指に指輪をはめた。

 そのまま、見詰め合う時間、どれほどたっただろうか、馬場さんは、顔にかかった
布を捲り上げてカレンにそっとキスをした、空気口から馬場さんの呼気がわずかに内部
に漏れてきた。

 終わり