暑さと孤独の中で(仮)
- 状態
- 完結
- 文字数
- 316
- 投稿数
- 2
- 他の形式
- Plain Text
- RDF
- 813 :名無しさん@着ぐるみすと:
「暑いよ、暑いよ」 私は遊園地で着ぐるみの仕事をしていた。 でもなぜかスタッフさんにいじめられて 着ぐるみを着たまま部屋に閉じ込められた。 本当に暑い。部屋の窓は締め切ってるし、エアコンもついてない。 蒸し風呂状態だった。 どうしよう、炎天下で着ぐるみを着ていたので限界に近いし。 このままだと本当に倒れちゃう。 しかも着ぐるみは自分で頭も取れないタイプだった。 「暑いよ。暑いよ。助けて」- 814 :名無しさん@着ぐるみすと:
どのくらい経ったのだろうか。 私は着ぐるみを着たまま寝てしまった。 ふと気が付くとスタッフさんが目の前にいた。 そして、いつの間にか着ぐるみの頭が取られていた。 「今日の仕事はおしまいだよ」 スタッフさんの言葉に我に返った私だった。 何事もなく家路につきました。 おしまい。