密かな届け物(仮)
- 状態
- 完結
- 文字数
- 453
- 投稿数
- 1
- 他の形式
- Plain Text
- RDF
- 381 :名無しさん@着ぐるみすと:
ついに念願のブツが届いた。 2ヶ月前にわくわくしながら注文した量産型着ぐるみ。 今日は1日。ついに届くということで、親にばれたら困るから平日にも関わらず学校を休んでしまった。 大学生だから少しぐらいサボっても大丈夫だけどね。 黒猫の宅配屋さんにはハンコをあげてさっさと帰っていただいた。 そしてダンボールを自分の部屋までそっと持って行く。 部屋は今日のため念入りに掃除しておいた。 あんまり張り切って掃除したもんだから親に怪しまれたりしたが、掃除したところで着ぐるみがばれるわけじゃない。 塵1つ落ちていない部屋の真ん中に、ダンボールをゆっくりと置く。 大きさのわりに軽いダンボール。空ではないかと思ってしまうほどである。 それでも俺にはとても重い箱。 ガムテープで厳重に閉じられた箱。 シ○マのマークがついてるかもしれない箱。 待ちきれない目の前の気持ちながら、はさみで丁寧に開けていく。 中身を傷付けないように。 大事に大事に。 でも早く君に会いたい。 あいた 蓋を開けると、ビニールの奥の微笑がktkr ついに、ついにこの時が (続かない)