隠されたアイデンティティ(仮)

状態
未完結
文字数
973
投稿数
3
他の形式
Plain Text
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56名無しさん@着ぐるみすと
僕は昔から着ぐるみが好きでよく妄想していた。
あるとき遊園地がキャラクターを募集していたので応募した。

面接を実施すると連絡があり遊園地を運営する会社に行った。
面接を受け合格した。
しかし条件つきだった。
その条件を聞いて僕は驚いた。
女性として仕事をして欲しいということだった。
僕は了承した。

次の日会社から荷物が届いた。
中身は会社のセキュリティーを通るパス、
パスの名前は愛になっていた。
股間の膨らみが分からない特殊ショーツ、
あとパットとブラ、スパッツ、セパレートのレオタードが入っていた。
「あれ」
中に封筒が入っていた。
中身は現金20万と手紙だった。

同封のお金でジャージとお洒落な服と靴を買ってください。

「じゃあ、買い物行くか」
59名無しさん@着ぐるみすと
いろいろと買い物をした。
明日仕事なので早めに寝る事にした。

次の日朝食を食べ終わると準備をした。
裸になりショーツ、パット、ブラをつけた。
あと、セパレートのレオタード、スパッツを履いた。
「あと、服を着るか」
昨日買った夏物のワンピースを着た。
自分の姿を鏡でみて
「女だ」
ぽろっといってしまった。
僕は小柄で顔も女ぽいため違和感がなかった。
そろそろ出て行かないといけないの時間になった。
カバンにジャージと着替えを入れた。
玄関に行って靴を履く。
靴は夏でも履いて大丈夫なブーツ。
「忘れ物ないし、出かけよう」
71名無しさん@着ぐるみすと
会社に着くと受付で担当の人を呼んでもらった。
「斉藤愛さんですね」
「はい、そうです。よろしくお願いします」
「ちょっと話があるので外の喫茶店行きましょう」

少し歩くとお洒落な喫茶店があった。
席に着き注文を済ませると担当の人が話し始めた。
「愛さんになってもらったのはある事情があってね。
キャラクターやってる子みんな女の子なんだ。
最近欠員がでてね募集したんけど
着ぐるみの身長規定にあうのが君しかいなかったんだよ。
でも女性しかキャラクター採用できない。
それで上司と相談して君を採用したんだ。
だから会社で君の秘密を知っているのは私と課長だけだ。
しかも男性を採用したとばれたら私と課長は間違いなく処分される。
だから現金を送ったんだよ」
「そうなんですか・・」

コーヒーを飲みながら仕事の注意事項を説明してくれた。
人前で着ぐるみの頭を取らない。着ぐるみを着たら喋らない。
殴られたり蹴られたりしても怒らない。
「じゃあ、よろしく頼むよ」
担当の人と別れ会社に戻った。