あるかもしれないテーマパーク

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完結
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15
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148ももぴ 1 ◆rPiekA2zqc
前のハンドル忘れたので新しいので。
不評ならやめますので。

◆あるかもしれないテーマパーク◆
私の名前は裕恵。
とある、テーマパークのオリジナルキャラクターの着ぐるみのバイトを
している、21歳。
今日も土曜日なので、いつも通り朝からテーマパークに出勤。

裕恵「おはようございま~す!」
咲「あ!おはよ、ヒロ!」
咲さんは私の先輩で、いつもはこのテーマパークのメインキャラクター、
『ラビりん』を担当している。ラビりんはウサギがモチーフの女の子キャラ。
頭は可愛らしいウサギで、体は光沢のある全身タイツに、その時の季節ものな衣装を
着ている人気キャラ。そして、私の憧れの先輩。

私はその『ラビりん』の弟の『ラビ太』担当。
でもいまいち、このラビ太は人気がないんだ。
149ももぴ 2 ◆rPiekA2zqc
とまあさておき、咲先輩とイベントのチーフが二人で大きな荷物を前に立っていた。
咲「ヒロ、新しいキャラが出来たの」
裕恵「え!?なんのキャラですか?」
咲「ラビりんのペット、っていうか友達?まあそんな感じの」
チーフ「今日、初登場なんだよね、ブーりんって名前」
裕恵「今日ですか?…誰が着るんですか?」
咲とチーフが、何を言ってるのという顔でこちらを見つめる。
裕恵「え!?私ですか?」
チーフ「他に誰がいるっていうの」
裕恵「ラビ太はどうするんですか?」
咲「チーフと話したんだけど、ラビ太は人気がないし、パークのイメージチェンジ
にはちょうどいいよ。しかも衣装はヒロのサイズにぴったりに作ってあるから」
裕恵「え!?」
チーフ「咲ちゃんには、衣装作るのに全面協力してもらっちゃて。サイズから、
どういう仕様がいいのかまで、全部アドバイスしてもらって助かったよ」
裕恵「この前二人でいる時に体のサイズ測ってたのは…」
チーフ「あ!俺はもう行かなきゃ!咲ちゃん、後はよろしくね。今回から付き添いも
いらないんだよね?大丈夫?」
咲「大丈夫ですって!何回言わせるんですか?新しいキャラ“と”私は、私がなんとかします」
チーフ「まあ…咲ちゃんなら安心だし、あとは一日全部まかせるよ」
咲「任せてくださいって!」
チーフは去っていった。
私にはいつもついてくれる付き添いもいないという意味は分からなかったが、
まあ咲先輩が大丈夫といっているのだから、心配はないだろう。
頼れる先輩だし、私の憧れの先輩…そして…。
咲「ヒロ!!ほら!衣装みてみるよ!」
裕恵「あ!?はい」
そこにあるダンボールから、二人で衣装をだしてみた。
150ももぴ 3 ◆rPiekA2zqc
するとそこには、小さな可愛らしいブタがモチーフの着ぐるみが出てきた。
裕恵「咲さん…これ小さくないですか?…」
咲「何言ってんの、ヒロのサイズで作ってあるんだから小さくはないよ」
裕恵「サイズっていうか、これどうやって着るんですか??」
どう見ても、かかんで着る以外には考えようがない。
咲「どうもこうも、背中にチャックがあるんだから、そこから着るにきまってるじゃん。
  とにかく着れる準備しなさい」
裕恵「は…はい…」
よく分からなかったが、とにかく大好きな咲さんがいうのだからと思い、
いつも通りのレオタードに着替えた。
咲「ヒロ、早く着てみてよ。ひとパーツで出来てるんだから着方もなにもね」
裕恵「…はい…」
その衣装は、地面に這いつくばった感じのかわいいブタ。
初めて見る感じの衣装ではあるがその背中にチャックがあるので、
そこから入るしかないのは、一目稜線である。
裕恵「ここから入るんですよね??」
咲「当たり前じゃない、他にどこがあるっていうのよ?」
背中のチャックから中に入ろうとして、足を入れようとしたが、
どうにもこうにも足が収まる感じがしない。
咲「何やってんの??足は折り曲げて、膝から入らなきゃ。」
裕恵「ひ…膝??膝を曲げて入るんですか!?」
咲「そうよ。だって四足キャラなんだから、後ろ足だけ長いのは可愛くないでしょ?」
裕恵「そ…そうですけど、曲げてですか??」
咲「四の五の言わないではやく、曲げて入る!!」
裕恵「は…はい」
151ももぴ 4 ◆rPiekA2zqc
そして、私は膝を曲げて、キャラの後ろ足に入れた。
そのまま体を着ぐるみ中に入れ、手、頭を中に入れ込んだ。
入ってみて分かったが手、足ともにかなり周りは分厚くできている。
そして、何故か頭(顔?)の周りも普通の衣装に比べかなり分厚く、
がっちり頭が固定される感じだった。
裕恵「咲さん…これ…かなり全身、圧迫される感じですね…」
咲「はい。じゃあ背中閉めるね」
そう言って、背中のファスナーを咲さんが閉めた。
咲「ヒロ、ちょっと動いてみてよ」
咲さんの声がうっすらと聞こえる。どうやら、頭の部分が分厚く覆われているので、
外の声が聞こえにくいらしい。
裕恵「…はい…」
とにかく動こうと思ったが、四つん這いで、しかも、足は膝を曲げた状態。
さらに四つん這いのお腹の部分(着ぐるみのお腹)が地面に当たっているので、
思うようには進めない。手足をバタつかせ、1~2m動くのがやっとだった。
咲「かわいい~!!ヒロかわいいよ!かなりいけてる!」
少し動いただけだが、かなりきつい。
しかし、咲さんが絶賛してくれるなら…という気持ちになった。
10分程着たところで咲さんが背中のチャックを開けてくれた。
裕恵「ぷは~っ!咲さんこれ、かなり暑いですね」
咲「着ぐるみだから当たり前でしょ。っていうかそれが私達の仕事なんだから」
裕恵「まあ…そうですけど…あ!?あとこれ、あんまり進めないですけど?」
咲「大丈夫よ。実はこれお腹の部分にタイヤがついてて、勝手に進めるようになってるの」
そういわれて見てみると、お腹の下にタイヤがついている。しかし、誰が操作するのだろうか?
咲「それでね、ラビりんにリモコンがついてて、常にラビりんについてくるようになってるの。
  つまり私と常に行動するってこと。ね、付き添いの人はいらないでしょ」
裕恵「じゃあ、自分で進まなくてもいいんですね」
少しホッとした。1~2m進むのにあれだけ苦労したのだからと思うと、
いつも通り園内を歩き回るのはきつい。
咲「でもちゃんと手足は動かしてよ。かわいくね」
裕恵「もちろんです」
咲「さてと、着替えていくわよ」
そういって咲さんは着替えはじめた。私はもうすでに、背中のチャックを閉めてもらうだけ
なので、ただ待つしかなかった。
152ももぴ 5 ◆rPiekA2zqc
数分後、咲さんが『ラビりん』に着替え終わった。
咲「ヒロ、中に入って。閉めるから」
裕恵「はい」
そう言って私は、またブーりんの中に入った。そして咲さんが背中のチャックをしめた。
咲「はい行くよ~」
咲さん声がうっすらと聞こえた。するとゆっくり自分が動き始めた。
(これ、動いてるのは分かるけど、今どこにいるのか分からないや)
視界が悪いので、どこにいるか分からないが、子供の声がうっすら聞こえるので、
園内にいることは間違いない。
(とにかく、愛嬌を振りまこ。それしかできないし)
周りもよく分からないし、時間も分からない。咲さんがそばにいるのは確かだと思うけど。
そしてしばらく時間が経った。
(何分たったんだろ…これやっぱり結構暑いや…まだ帰らないのかな?
 もう汗だくだよぉ~…でも自分ではどうにもならないし…
 あ!?…そうか…きつくなっても自分じゃ帰れないのか!?)
つまり、咲さんが帰らない限りは帰れないということだ。
とにかく咲さんに任せるしかない。
さらに時間が経ち、暑さで少し頭がボーっとしてきた。しかも曲げた膝も少し痛み始めた。
153ももぴ 6 ◆rPiekA2zqc
すると、突然背中のチャックが開いた。
咲「はい、お疲れ~」
咲さんの言葉に答えることも出来ず、とにかくブーりんから出た。
少し頭が朦朧としていたので、私は無言でぬるっと着ぐるみの背中から出て、
汗だくのまま地面に横になった。
それはあたかも、虫が背中から脱皮して、濡れた芋虫でも出てきたかのようだった。
咲「お!ヒロ、なかなかいってるね~結構きつかった?」
私は横になったまま、軽くうなずいた。
かなりきつかったものの、実は私はこのきつさが嫌いではなかった。
ちょっとした快感に近いものを感じていた。
咲「ひと休憩いれたら、次の出番があるからね!」
裕恵「…は…い…」
そんな私を知っているかのように、咲さんもかなりのサディストなのだ。
だいぶ落ち着いてきたので、咲さんに聞いてみた。
裕恵「咲さん、今何分くらい出てたんですか?」
咲「一時間よ」
裕恵「い…一時間!?そんな出てたんですか?いつもより長いじゃないですか!」
咲「だって、ブーりん、かなり人気だったからさ」
裕恵(そうなんだ…全然私からは分からなかった…)
裕恵「って、でも長くないですか?」
咲「でも、嫌いじゃないでしょ…ヒロ…」
裕恵「え!?…ま…まあ…」
咲さんには知られていないと思っていたが、どうやら全て見透かされているらしい。
ということは、私がこのきつさに快感を覚えていることや…
実は咲さんに恋愛感情を抱いていることも…。
154ももぴ 7 ◆rPiekA2zqc
咲「さあて…次はもっといこうかな…ヒロ今度はこれはきなさい」
裕恵「え…これですか!?」
咲さんから、大人用の薄型のオムツを渡された。
裕恵「そんな…これが必要なくらいの時間は無理ですよ…」
咲「一応よ、一応、はいさっさとはく!」
裕恵「…はい…」
裕恵(でも…さすがに…はずかしいな…)
私は咲さんの前でおむつをはき、その上からレオタードを着ようとした。
咲「ちょっと待って、今回はこれ着てよ」
咲さんはそう言い、別のレオタードを渡してきた。
広げてみると、それは全身タイツになっており、手先は指はなく丸なっていた。
一番不思議な点は、顔も完全に覆われるような、いわゆる本当の全身タイツ。
裕恵「え!?これ顔も覆われてますよ!これで着ぐるみきたら呼吸が…」
咲「いいじゃん、なるべく覆われてるほうが好きでしょ」
裕恵「あ…はい…」
本当に咲さんには全て見透かされているようだ。
とにかく、私はその全身タイツを着てみた。
顔は覆われるものの思ったより呼吸は出来たが、視界は悪くあまり見えない。
裕恵「咲さん、あんまりよく見えないですけど…」
咲「いいのいいの、どっちみち私の後をついてくるだけだし…
  あ!?あとこれつけなきゃ!はい、正座して」
裕恵「はい」
訳も分からず正座をした。すると咲さんが私に何か取り付け始めた。
裕恵「え!?ちょっと咲さん、何してるんですか?」
あまり見えないが、咲さんはなにやら私の足を曲げたまま固定する
バンドの様なものをつけていた。
咲「どっちみち曲げてるんだから、固定したほうがいいでしょ」
手は指先も使えず、足は曲げたまま固定され、ほとんど目は見えない。
もがくくらいしかできず、もう咲さんに全てを任せるしかない。
155ももぴ 8 ◆rPiekA2zqc
咲「さて入れるか…」
そう言って、咲さんは私の体を動かし、ブーりんの中に入れ始めた。
私はされるがまま着ぐるみの中に入れられた。
咲「閉めるね~」
そして、背中のチャックは閉められた。
この閉鎖感。ただでさえ全身タイツで顔まで覆われ、足もバンドで固定され、
さらには分厚い着ぐるみに入れられる…しかもそれが、大好きな咲さんに…
軽くいきそうなくらいの快感に見舞われる…。
咲「さてと…園内にいくね~」
咲さんの声がうっすら聞こえる。
そして、園内に出たと思われる頃、子供達の声がうっすらと聞こえ始めた。
裕恵(愛想を振りまかなきゃ…)
私は必死に動いた。
そしてしばらく時間が経過した時、何か背中に重みを感じた。
裕恵(な!?何?背中に何か乗ってきた!ちょ…ちょっと苦しいよ…)
四つん這いの状態のお腹側には衣装があり背中に物が乗れば、当たり前に挟まれて苦しい。
しかしながら、今気がついたが、背中のチャックの部分は薄く出来ており、
背中に乗っている物の感覚が伝わってくる。
何か柔らかいものだった。薄っすらだが、周りの声が聞こえた。
156ももぴ 9 ◆rPiekA2zqc
客「ラビりんがブーりんの上に座ってる!かわいい!!」
裕恵(も…もしかして、咲さんが私の背中に座ってる??
   ってことは……この柔らかい感触は、咲さんのお尻!!!
   く…苦しいけど、咲さんのお尻が…私の背中に…!?
   あ…あ…たまらないよぉ…この柔らかい感触…さ…咲さん…)
背中に当たる咲さんのお尻の柔らかな感触。しかもポーズをとっているのか、
そのまま私の上で、その柔らかなお尻は微妙に動き続ける…。
あの咲さんが着ている光沢のある全身タイツのお尻が私の背中にくっついている。
そう考えると、この状況はたまらない。
その状態が何分続いただろうか…。
腹部を圧迫される快感、そして、咲さんのお尻…
裕恵(ちょ…ちょっと…咲さん…私…いっちゃいそう…や…やめて…ください…
   あ…あ…あぁっ…あああっ!!)
私は軽くいってしまった。まさか、パークの着ぐるみの中でいってしまうとは…。
少しして、自分を取り戻した時には、背中に感触はなく咲さんは降りたようだ。
正気は取り戻したものの、快感でいってしまった火照り…
そして、衣装に包まれた暑さで、私の体は大変なことになっていた。
そんな時、うっすら咲さんの声が聞こえた。
162ももぴ 10 ◆rPiekA2zqc
咲「ヒロ、一応…今、園内から後ろに入ったけど、この場所衣装は脱げないの。
  もしかしたら、他の人に見えちゃうからさ…このまま脱がずに次いける?」
正直いうと、もう体は限界なんではないかと自分では思っていた。
しかし、このきつさの快感に浸っている自分もいた。
裕恵「…きつい…です…けど…」
そんな私を見透かすように咲さんは、
咲「え!?何?聞こえないよ?…あ!?衣装で声が聞こえないのかぁ…
  しょうがないな…いけるなら…あ!?【いきたい】なら、前足動かして」
その咲さんの言葉を聞いて、私はつい前足を動かしてしまった…。
もうすでに、私はこの状況に快感を覚え始めてしまっていたのである。
咲「お!?さすがヒロ!やる気だねぇ…もう1時間半は経ってるけど、
  まだいけるね…いくとこまでいっちゃいなよ…好きだね…」
その咲さんの支配的には言葉にすら気持ちが高揚してしまった。
そんな時、少しではあるが尿意があることを感じた。それすらも咲さんは見透かし、
咲「ヒロ、おしっこしたくなったら中でしちゃいなよ。だいぶ時間もたったし、
  そのためのオムツだからね」
裕恵(そ…そんな…そういわれても…さすがに着ぐるみの中でおしっこなんて…)
咲「さて、いくよ」
咲さんはそう言って、また園内に出て行った。
163ももぴ 11 ◆rPiekA2zqc
すでに着始めてから2時間くらいは経っただろうか…。
自由の利かない状態で包まれている感覚に浸っていると、大量の汗が大変な事態を引き起こした。
頭の部分も大量に汗をかいているため、顔を覆う全身タイツがかなりの水分でビショビショに
なってきた。そしてそのタイツは顔に張り付く。乾いている時はなんともなかったが、
ここまで濡れると、呼吸が困難になり始めたのである。
裕恵(ちょ…ちょっと…タイツが顔に…張り付くよ…)
息をするたびに、顔のタイツが浮いたり、張り付いたりを繰り返す。
しかし、この状態で着ぐるみを着ている以上、もちろん手でどうすることも出来ない。
さらに自分では帰りようもない。
裕恵(く…苦しい…よ…咲…さん…ホントに…死んじゃう…よ…)
しかし容赦なく呼吸をするたびに、タイツは顔に張り付いたり浮いたりしていた。
さらに追い討ちをかけるように、また尿意をもよおしてきた。
裕恵(あ…やばいよ…おしっこ…したくなってきた…)
その時である、また、背中に柔らかい感覚が乗ってきた。
裕恵(あ!?咲さん…また…咲さんのおしりが!?…)
咲さんのお尻の柔らかな感覚、もう私にはたまらない…
そのお尻が私の上にのることにより、私の膀胱は圧迫され、さらに尿意は加速された。
もう私の中ではいろいろな事が起きすぎて、頭の整理がつかない。
足はバンドで固定され、着ぐるみを着なくても獣のような状態で、
さらにその状態で着ぐるみにつつまれ、
分厚い着ぐるみのため、かなりの暑さになり、
まったく自分で自由に移動することもできず、
さらに、全身タイツと大量の汗のせいで呼吸もあまりできなくなり、
さらには、尿意をもよおして着ぐるみの中でオムツに出しそうな状況で、
とどめに咲さんの光沢タイツのお尻が背中に接して、私を圧迫する。
164ももぴ 12 ◆rPiekA2zqc
もういろいろありすぎて頭の中も体もグチャグチャになった。
裕恵(咲…さん…も…もう…無理…です…いろいろと…おしっこも…でちゃうよ…)
それでも容赦なく、咲さんのお尻は私を攻め続ける。
裕恵(も…もらしちゃうよぉ…着ぐるみの中で…オムツになんて…)
必死で我慢したが、尿意以外の快感も私を襲い続けるため、そう理性すら制御できない…
裕恵(あ…も…もう…無理…あ…ああぁ…)
ついに、着ぐるみの中でおしっこを漏らしてしまった。
裕恵(は…はずかしいよ…おしっこ…オムツに…)
そんな感情はよそに、この攻められる状況は追い討ちをかける。
すると、背中にさっきとは違う、全体に感じる重さが伝わってきた。
裕恵(…な…なに…今度は…?)
客「わ~ラビりん、ホントに仲良しなんだね!抱きついちゃって」
うっすらと聞こえるお客の声。
裕恵(…ってことは…さ…咲さんが…私に抱きついてるの…!?
   …この…背中の柔らかい感覚は…咲さんの胸…!?
   あ…あぁ…それは…む…無理…!?)
165ももぴ 13 ◆rPiekA2zqc
これだけの状況が重なっているうえ、私の上に咲さんが覆い被さり、胸を押し付けている。
体の自由は利かない、見えない、その状況で背中から伝わる咲さんの感触。
さらには、呼吸もしにくい、着ぐるみのよる暑さ。
もう、私の頭の中はグチャグチャだった。
裕恵(…あ…あ…あぁ…もう…だめ…だ…何が…なんだか…咲さん…)
咲さんが覆い被さることにより、さらに暑くなる。
汗の量も半端ない量になりさらに私の呼吸を困難にさせた。
容赦なく顔に張り付くタイツ。
さらに咲さんは私の背中に抱きつき続ける。
裕恵(あ…咲…さんの胸…体…全身の柔らかさが…私を包んでる…
   はぁ…はぁ…はぁ…息も出来ない…よ…)
背中の状況を想像すればするほど、気持ちは高揚し呼吸も荒くなる。
裕恵(く…苦しい…はぁ…はぁ…咲さん…柔らかい…よ…)
全く動けない状況で私は…本当にされるがまま…。
裕恵(咲さん…無理…咲…さん…咲さん…も…もう…だめ…
   やめて…た…助けて…私…どうか…なっちゃう…
   あ…あ…あぁ…あ…あっ…あ…あぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!)

・・・・・・・・私は完全にいってしまった・・・・・・・・
166ももぴ 14 ◆rPiekA2zqc
その後の記憶はいまいち曖昧だが、その次にの記憶は咲さんの声だった。
咲「あらヒロ…動かなくなったからどうしたのかと思ったけど…」
そう言って着ぐるみから引っ張りだされた。
私は動くことも出来ず、されるがまま、まるで物のようだった。
汗でビショビショに濡れた全身タイツの不思議な物体がヌルッとそこに横たわる。
咲「好きなんでしょ…こういうの…」
私は暑さと、いってしまった快感で、まともに動くことは出来なかったが、
咲さんのその言葉に、首を少しだけ動かした。
咲「そんな喜ばなくても…ヒロったら…」
その時、遠くからチーフの声が聞こえた。
チーフ「咲ちゃん、まだ着替え中でしょ、今日はお疲れね。俺もうあがるから」
咲「お疲れさまで~す!私達も着替え終わったらあがりま~す!」
チーフはもう帰ったようだ。
咲「さてと…今日は【園内】の快感はおしまい…
  も~う、ホントにヒロは好きなんだから…そんなに求めないでよ…」
何も言っていないが、というか言葉すら出せないが、咲さんは勝手に話を進める。
咲「よいしょっと…」
咲さんが私の体をまた動かし始めた。この感じは…!?
咲「はい…ヒロ閉めるね~」
どうやら、私はまたブーりんの中に入れられたようだ。
咲「さてと…ヒロ、今日はお疲れ様ね~。んじゃお先に上がるね」
裕恵(え!?ちょ…ちょっと…自分じゃ脱げない…!?)
咲「それじゃ!お疲れ!……好きなんでしょ……また明日」
咲さんはそう言い残して、部屋を出て行った。

取り残された私は、ただただブーりんのままいることしか出来なった。

…これが…私と咲さんの関係…これからずっと続く…二人の始まりだ…
この先ずっと…

----おしまい----
167ももぴ ◆rPiekA2zqc
おそまつ様でした。