縄抜け

状態
完結
文字数
4,650
投稿数
19
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Plain Text
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191縄抜け ◆zEHLoba/D2
とあるレズカップルの話



ドアを開ける。
カーテンの隙間から朝日の光が差し込んでいる。
部屋の中はむっと湿気を含んだ空気で満たされていた。
私が部屋の入ったのに気づいたのか、隅のベットの上で何かがもぞもぞと動きはじめた。
ベットに近づくにつれて甘ったるい汗の匂いが強くなる。
192縄抜け ◆zEHLoba/D2
電気をつける。
ベットの上に横たわっている何かが蛍光灯に照らし出された。
昨日までは『先輩』だった『人形』が。
体を肌色のタイツで覆われ、顔にはアニメ顔のプラスチックのマスクを被せられている。
マスクの中では猿轡までかませられている。
手足は縄で縛られ、体は女性を強調するように縄できつく締め上げあげられている。
その上、介護用の紙おむつまであてられている。
オムツの中では股からお尻にかけて縄がギュッと食い込ませてある。
本を見ながら縛ったけど自分で見てもちゃんと縛れたと思う。

「朝だよ、ちゃんと眠れた?・・・って、そんなわけないよね」

それもそのはず、昨日の夜中から今朝までずっと『人形』に閉じ込められていたのだから。
193縄抜け ◆zEHLoba/D2
タイツにはわきの下や首元など所々に汗染みが作られていた。
昨日の夜は少し暑かったし、『先輩』の汗っかきも相まってビッチョリになっていた。
腰のテープを剥がしてオムツを開けると、むわっとした空気が立ち込めた。
丸くて可愛いお尻も汗でビッチョリになっていた。
しかし、あそこには汗とは明らか違うヌルヌルしたいやらしい染みができていた。

「結局縄抜けできなかったね。それともこんなことされて感じちゃった?」

そういって股の縄を引っ張り、さらに股に食い込ませる。

『んくっ!・・・むぐぅ・・むぅむ・・・』

声にならない声を出しながらイヤイヤする。
その仕草が可愛らしくてもっと虐めたくなる。
でもイヤイヤは「これ以上はダメ」のサインだから縄から手を離してあげた。
194縄抜け ◆zEHLoba/D2
一人で縄を解けたら『人形』をやめてもいいという約束をしていた。
しかし、動くと股に食い込んでる縄がさらに食い込むようにしてある。
ちゃんとあそこの部分にはコブもつけておいた。
縄から抜けようと頑張れば頑張るほど、自分のあそこを刺激することになる。
その悪魔の仕組みに責め立てられて、こんなにビッチョリにしてしまったのか、
それとも、後輩に着ぐるみを着せられ、オムツまであてられ、さらに縄で縛られていることに感じてしまったかはわからない。
『先輩』はMだから・・・
195縄抜け ◆zEHLoba/D2
ちょっと小ぶりのおっぱいを優しく揉んであげる。

『くむっ!・・・むぅ・・・』

声を押し殺してエッチな声を出さないようにしている。
体を小刻みに震わせながら・・・

「ふふ・・・かわいい・・・もっとしてあげるね」

今度はおっぱいを揉みながらもう片方の手をあそこに添え、撫でてあげた。

『んんっ!・・ふむぅ・・・んく!』

さっきよりも息遣いが荒くなり、お腹で大きく息をし始めた。
体の震えも大きくなってきた。
それにエッチな声も押さえられなくなってきてる。

『んっ!・・・ふぅ!・・・むむぅ!』

『人形』が股をギュッと強く閉じた。
そして・・・

『んくっ!んむぅ!!』

その声とともに『人形』は体をビクッと大きく震わせ、あそこからぬるっとした生暖かい液をあふれさせた。
それは『先輩』がいった証拠だった・・・
196縄抜け ◆zEHLoba/D2
『人形』の太ももの間に手を差し込み、耳元に顔を近づける。
少し荒々しく息をしているのが聞こえる。
中に閉じ込められている『先輩』の匂いが強くなる。

「どおしてほしい?まだ『人形』でいたい?それとも私の『先輩』に戻りたい?
 『人形』のままでいたかったら太ももで私の手をギュッってはさんでね」

部屋に『先輩』の息遣いだけが響く。
私の手を挟もうとはしないみたいだった。
精神的にも体力的にもさすがにも、もうきついのかもしれない。
これ以上は無理かと思い、太ももから手を抜こうとしたとき・・・

・・・ギュッ

『人形』は弱弱しく、でも確かに私の手を挟んできた。

「えっ?・・・ほんとにいいの?」

今度は強く、その柔らかい太ももで私の手を挟んできた。

「そっか・・・相変わらず変態さんだね、午後になったらまた来るね。
 じゃあね、お人形ちゃん」

そういって私は『人形』のオムツをあて直し、部屋を後にした。
197縄抜け ◆zEHLoba/D2
駄文失礼しました。
201縄抜け2 ◆zEHLoba/D2
割り込み失礼します。
>>196の続きです


時計の針が午後1時を指した。
朝よりもだいぶ気温が上がってきていた。
そろそろ『先輩』を『人形』から解放してあげないといけない。
私は濡れタオルを何枚かもって部屋に向かい、ドアを開けた。
部屋の中はさっきよりも『先輩』の匂いであふれかえっていた。

『んっ・・・くふ・・・ふぅ・・・ふぅ・・・』

そして『先輩』の泣き声にも似た切なく、エッチな声が聞こえてきた。
202縄抜け2 ◆zEHLoba/D2
ベットの上に目をやると『人形』がうつ伏せになってた。
太ももをもじもじとすり合わせながら・・・
タイツは染みどころではなく、全身汗まみれになってる。
早速『人形』から『先輩』に戻してあげることにした。

「そろそろ終わりにしよ。これ以上は体にも悪いからだめだよ」

そう言って『人形』を仰向けにしてあげる。
それと同時に女の子特有の甘く、ぬるい感じの汗の匂いが立ちのぼった。
203縄抜け2 ◆zEHLoba/D2
腰に巻いてあるテープを剥がしてオムツを開けると、
かなり湿気の帯びた空気と一緒にむせ返るほどのエッチな匂いが私の鼻に入ってきた。
オムツを履いている部分は他の箇所と比べ物にならないくらい汗でビッチョリになってしまっている。
それにあそこはヌメッっといやらしく光っていてベチョベチョになっていた。
オムツを取るとあそこの部分についた『先輩』のオツユがねっとりと糸を引いた。
204縄抜け2 ◆zEHLoba/D2
濡れタオルで『人形』のあそこを拭く。

『んんっ!』
「我慢してね。このまま他のことやると周りがベトベトになっちゃうから先に拭いちゃうね」
『んくっ・・・んむぅ・・・』

オツユを拭きとるたびに『人形』はビクッと反応し、『先輩』が甘い声を漏らす。
この反応を見たいからわざとやっているところもある。
拭き終わると『先輩』の息遣いが少し荒くなってた。
少し意地悪しすぎたかもしれない。
205縄抜け2 ◆zEHLoba/D2
次に体をギチギチに締め付けている縄を解くことにした。
縛るのも難しかったけど解くのもかなり難しい。
無闇に引っ張ると『人形』のあそこに食い込んでいる縄がさらに食い込んでしまい、『先輩』を刺激してしまう。

『んくっ!・・・むぅむ・・・ふむぅ・・・』
「ごめんね、もうちょっとで終わるからね」
『ふぅ・・・ふぅ・・・むぅ・・・』

やっとの思いで体の縄をとると、拭いたばっかりのあそこがまたヌルヌルになっていた。
息もかなり荒くなっていた。
206縄抜け2 ◆zEHLoba/D2
「それじゃあマスク取っちゃうね」

そう言ってマスクに手を掛けたとき、『人形』がイヤイヤをした。

「?・・・先に手足の縄を解いた方がいい?」

そう言ってもまたイヤイヤをする。
すると『人形』は私にすり寄り、私の手にベトベトになったあそこを押し当ててきた。

『ふぅ・・・ふぅ・・・ふぅ・・・』
「・・・もしかして、エッチしてほしいの?」
『ふぅ・・・ふぅ・・・むぅ・・・』

『人形』は小さくうなずいた。
当然といえば当然だった。
今朝から『先輩』が感じてしまう状態で何時間も放置された上に、濡れタオルであそこを撫でられ、
さらに縄を何回も食い込まされて刺激されていた。
こんなに焦らされたせいで『先輩』のスイッチが入ってしまったのだ。
207縄抜け2 ◆zEHLoba/D2
「ごめんね気づかなくて・・・じゃあしてあげるね」

私は『人形』の隣に横になり、両手でおっぱいを揉んであげた。

『うむっ・・・ふぅ・・・くむぅ・・・』

『先輩』はおっぱいを揉まれるとき、脇をキュッとしめて声を抑える癖がある。
そしてあそこを撫でられると・・・

『んんっ!・・むぅ・・・むむぅ!』

エッチな声を抑えられなくなって、太ももをギュッと閉じる。
体の震えも大きくなる。
その仕草がすごくかわいくて愛おしい・・・
そうしている間にも『先輩』はどんどんと高みへとのぼっていった。
そして・・・

『んむぅぅ!!!』

私の手にオツユがヌルッと伝ってきた。
今朝エッチしたときよりもいっぱい出てきてる。
きっとさっきよりも気持ちよかったんだと思う。
208縄抜け2 ◆zEHLoba/D2
ぐったりしている『人形』をよそに、私は手早くマスクを外して猿轡を取ってあげた。
口からはトプッと唾液が出てきたから、それが垂れないようにタオルでガードした。
そして・・・私の大好きな『先輩』が帰ってきた。
先輩は目を潤ませながらトロンとした顔をしてた。
目は天井の方を見ていて私には気づいていない感じだった。

「おかえりなさい・・・先輩・・・」
「はぁ・・・はぁ・・・えっ?・・・やっ、やら!みらいで!」

私に気付いた先輩は顔を真っ赤にして横を向いた。
何時間も猿轡を咥えさせられてたせいで、全然舌が回っていない。

「顔こっちに向けてください、拭いてあげますから」
「やら・・・らって・・・だらしない顔してうもん・・・」
「そんなことないですよ、いつも通りです」
「・・・ほんと?」
「はい♪」

やっとこっちに顔を向けてくれた。
エッチした後の先輩はいつもよりも顔も態度も少し幼くなる感じがする。
そんな先輩の顔を濡れタオルで拭き、手足の縄を解いた。
体に縛っていた縄よりも簡単に解くことができた。
209縄抜け2 ◆zEHLoba/D2
続いてタイツの背中についているチャックを下ろし、上半身のタイツを脱がせてあげる。
タイツを脱ぐと部屋の中がまた湿気をおびて、先輩の匂いになった気がした。
いつもはボリュームがあってふわふわの髪も汗でビチョビチョになっていて、頭にベッタリと張り付いていた。
体も汗でビッチョリで、部屋の蛍光灯に照らされていやらしく光っている。
でも不思議でこんなに汗まみれになって全然臭くなくない。
むしろいつもよりも・・・甘くていい匂いがする気がする。
私も先輩に引けを取らないほどの変態さんだと思う。
210縄抜け2 ◆zEHLoba/D2
そして下半身のタイツを脱がせてあげる。
このとき先輩は自分の顔を手で覆い隠す。
自分のあそこがオツユでビチョビチョになってるのを見るのが恥ずかしいらしい・・・
タイツを脱がすと予想以上にビッチョリになっていて、タイツとあそこが糸を引くほどだった。
それにヌラヌラといやらしく光っていて、女の子のエッチな匂いがする。
ここも濡れタオルできれいに拭いてあげる。

「んくっ・・んん!・・そんなに刺激しちゃダメ・・」
「ごめんなさい、でもすごい濡れちゃってて・・・」
「そういうこと言わないで・・・ふぅっ!・・・恥ずかしいよ・・・」

先輩は耳まで真っ赤にして恥ずかしがってた。
211縄抜け2 ◆zEHLoba/D2
その後は汗まみれになったタイツやシーツを片付けて一緒にお風呂に入った。
先輩の背中を洗ってあげてたら、縄の跡が少し体に残っていて赤くなっていた。

「ごめんなさい、ちょっと強く縛りすぎちゃいました・・・」
「ん?大丈夫だよこれぐらい。気にしないで」
「でも・・・」
「ほんとに大丈夫だよ、他に体を見せる人いないし。
 それよりありがとね、いつもこんなことに付き合ってもらって・・・」
「そんなこと言わないでください!私だって好きでやってるんですから!」

そう言うと先輩は振り返ってクスクスと笑った。
私もそんな先輩を自然と笑ってしまった。

「こんなエッチで・・・変態な私だけど・・・一緒にいてくれる?」
「はい!もちろんです♪」
「ふふ・・・ありがと♪」

そういって先輩は私のほっぺにキスをしてくれた。


先輩は来年から社会人になる。
きっとこんなことはもう出来なくなってしまうと思う。
そう思うとすごく切なくて悲しいけれど、先輩と一緒に入れる今はずっとこうしていたい。
たとえ普通とは逸脱した関係であっても・・・

<完>
212縄抜け2 ◆zEHLoba/D2
駄文失礼しました。