続*スレ違いなら…番外編

状態
完結
文字数
7,463
投稿数
12
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677続*スレ違いなら…番外編 ◆wRWAA2aNj6
1話

私はテレビ関係の仕事でいろいろなものを作っています。

仕事をしていて不快だったことが、 今までファンだったタレント亜美。
彼女は小柄で可愛くスタイルもいい、テレビの中では好感を持てていました。
しかし、実際に仕事をすると嫌な人間でした。

彼女は普通の女性なら嫌がる仕事も嫌な顔ひとつせずに引き受けます。
ですが、裏では文句ばかり、当たり散らすことも。

そんなとき仕事で彼女の着ぐるみを作ることになったので何か仕返ししてやろと考えました。

作る着ぐるみは河童。
とはいっても、かわいいゆるキャラのようなものではなく、リアルなもの。
全身を鱗状の模様で覆われているが顔と胸とお腹の辺りには鱗はなく緑色をしている。

着ぐるみはウエットスーツをベースに水にも入れるものを作るように言われていました。

水掻きのついた足や手も同じ素材を使い作成。
あとでそれらを本体のウエットスーツに接着剤で繋げて一体にする。
接着剤で繋げたことでできた跡は、その部分だけ軽く熱を加えて溶かすことで一体感を出す。

当然、彼女を採寸してオーダーしたウエットスーツなので胸や首周り他にも繋げた形跡があるがすべてわからなく加工する。

ウエットスーツはスキンという表面がツルツルしたものを使用。

河童のマスクは大半は同じ素材で作成し、目のところだけは水中メガネのレンズを使用し色を付けて外からは見えないようにした。
最後にすべて繋げてひとまず完成。

本当の完成は彼女がこの着ぐるみを着たあと、2度と脱ぐことができないように完全に密閉することで完成となる。
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2話

いよいよ着ぐるみが使われるときが来た。
それは河童伝説のある村で、レポートをする奈々をドッキリさせるというもの。
仕掛け人として亜美は河童の姿で驚かせる。
小柄な亜美の入った河童は妙にリアリティがでるということだった。

亜美と私を含む一部のスタッフが先に村に行き、準備し後からやってくるレポート組をドッキリにかける。
タレントだけでなく、カメラマンも含むスタッフ全員を。

村に到着し、事前に使用許可の得ていた小屋で準備を始める。
その小屋はきれいな川が流れるすぐそばにあった。

亜美は特注の全身タイツに着替える。
この全身タイツは競泳用の水着素材を使って作ったもの。
ウエットスーツで出来た着ぐるみを着るのでこの方が着やすいという配慮から。

裸で特注全身タイツに着替えた亜美の背中の腰辺りから首元まであるファスナーを閉めると、裸の露出が全くないマネキンとなった。
少し寒いせいか、それとも亜美が興奮しているせいか全身タイツの上からでも乳首が勃起しているのが、はっきりとわかった。

少し光沢のある青いマネキンの鼻の辺りが収縮している。
息はできるようだが、苦しそうに見える。
そんな苦しそうな彼女の口に今度は
動物の鳴き声のような音の出る笛をつける。

猿轡のようにしっかりと取れないように口に笛をつけられた亜美。
みるみる全身タイツの口の部分がよだれで色が変わっていく。
680続*スレ違いなら…番外編 ◆wRWAA2aNj6
3話

その状態で河童の着ぐるみを着ていくのだが、オーダーしたウエットスーツはぴったりしており、足でつっかえる。
さらに後で取付けた足がうまく入らない。
全身タイツのところどころ汗で色が変わっていく。

ようやく下半身を着ることのできた亜美の背中と胸の谷間はかなり汗をかいているのがわかるほどになっていた。
下半身と違い上半身部分は、私も手伝って比較的簡単に着ることができた。
少し辛そうに呼吸している亜美に構わず、亜美にマスクを被せて、背中のファスナーを閉める。

そしてここから私の出番。
ファスナーに被るようになっている部分のウエットスーツを溶かしてファスナーを完全に隠してしまう。
その上から緑色に塗り、鱗のプリントを貼り付ける。
見た目には得体の知れない動物となった亜美。

亜美にどんな具合か聞いてみたが、得体の知れない動物は甲高い声で返事をするだけ。
よくわからなかったが、大丈夫そうなので次の作業に移る。

最後に甲羅を取付けて河童が完成するのだが、甲羅が壊れている。
慌てて補修に入る。
その間、時間がかかることを亜美に伝えるとスタッフの制止も聞かずに近くの川へと遊びにいってしまった。

スタッフの数も少なく亜美に構えない状況、子供でもないので心配することもないと思い、急いで甲羅の補修を行った。

補修も終わり亜美を呼びに川へ探しにいったが、亜美の姿はどこにもなかった。
681続*スレ違いなら…番外編 ◆wRWAA2aNj6
4話

亜美が見つからないまま、レポート組が到着。
仕掛け組は別行動で、レポートが始まる少し前には合流する段取りになっていた。

レポートが始まり、村の河童伝説に詳しい川又さんのお宅を訪問。

川又さんはテレビに出るとあって興奮している様子であった。
レポーターの奈々が話を聞くと、興奮気味に話し始める川又さん。
しかし、その興奮はテレビが来ていることではなく別のことだった。

昔から河童を見たという言い伝えのある場所へ案内するため、下見に出かけた川又さん。
テレビが来てくれているので、普通の川を案内するだけでは面白くないと思い、普段おこなっている川魚を網で取るところでもお見せしょうと思い、準備のため網も持っていった。

川へ行くと泳ぎにくる季節でもないのに川原に人影が。
近づいてみると、それは全身が緑色で身長は140cmほどの小柄な生物。
まるで河童のようであったと。

川又さんは続ける。
初めは河童を模した作りものか何かではないかと思ったが川に入っていこうとするのを見て、河童だと確信して夢中で網を投げた。

奈々も川又さんの話に喰いつき、どうなったか尋ねる。

網で見事にその生物を捕まえることはできたが、奇声をあげながらひどく暴れる。
川又さんも必死に網の上から馬乗りになり押さえ込み、持っていたロープで水掻きの付いた手足、身体を縛った。

そのまま家に持って帰ってきたが、あまりに暴れるので、野菜などを出荷梱包するときに使用する業務用のラップで身動きの取れないようにしてやったと、自慢気に語る川又さん。

今、こちらにその生物がいるんですかと奈々。
683続*スレ違いなら…番外編 ◆wRWAA2aNj6
5話

川又さんは奥の小屋から麻袋を持ってきて、地面に下ろす。
麻袋の口は堅く縛られ、中身は確認できないが、モソモソ動いている。
中に生物が入っているのは間違いなさそうだ。

川又さんは少しジラシてから麻袋を開ける。
麻袋から出てきたのはラップに包まれた緑の生物というより、今は物体と言った方が正しく思えるもの。

麻袋から出されたその物体は必死に逃げようとしているが、ギチギチに巻かれたラップで動きが完全に制限されていた。

奈々がこの河童のような未知の生物をカメラで撮りたいとお願いすると、川又さんはラップを解き始めてくれた。

だんだんと中の生物の緑色が濃くなり、 生物の輪郭もはっきりしてきた。

ラップを解かれ地面に横たえられたその生物は両手、両足さらに胸の辺りを縛られ、奇声をあげてこちらを睨む。

レポーターの奈々は少しビビりながらもインタビューを続ける。

川又さんはこの生物は河童かどうかわかりかねますが、おそらくメスだと思いますといって、縛られ強調された胸の膨らみを軽く揉んだ。

胸を揉まれたその生物は身体をねじりながら奇声をあげる。
川又さんは人間のものよりも硬いですね、と頬を赤らめてコメント。

この生物が落ち着くのを待ってカメラがこの生物の近くで撮影を始める。
しかし、再び暴れ出した生物にビビり後ずさり。

なにかを訴えるように奈々を見てくる生物。
奈々は視線をそらすようにして川又さんに質問する。
この生物はどうされるんですか?と。

川又さんは少し考えて、どこかの研究機関かどこかで調べてもらおうと思いますと。

それを聞いた河童のような生物が再び暴れだす。
地面を這いずり回り、土や砂利で身体中汚れていく。
685続*スレ違いなら…番外編 ◆wRWAA2aNj6
6話

この生物の中身が亜美だとわかっている私たちはレポート班の後ろでその様子を伺っていた。
亜美に見られないようにしていたつもりだったが見つかってしまった。

縛られて満足に動けないが、必死に立ち上がり両足で飛び跳ねながらこっちに向かってくる。

あと少しで私たちのところに届くという時に、体の大きな男性スタッフに捕まえられ地面に押し付けられた。

その後は全く抵抗することなく、すすり泣くような悲しそうな鳴き声を発して、全く抵抗しなくなった。

亜美のことをよく思っていなかった私たちもさすがに可哀想になったので、ここでネタバラシ。
その場にいた全員にこの生物が着ぐるみを着た亜美であることを告白した。

しかし、どこにもファスナーもなく自然な一体感があり、未知の生物にしか見えないと始めは信じてもらえなかった。

川又さんはあまりに精巧にできた着ぐるみで、小柄な亜美が本物の河童に見えたと弁解の言葉を口にして必死に謝っていた。

地面に押し付けた男性スタッフも謝りながら手足を縛っていた縄をほどく。

私は彼女の頭を撫でながら着ぐるみを脱がせてあげようと亜美の後ろにまわる。
686続*スレ違いなら…番外編 ◆wRWAA2aNj6
最終話

ファスナーの辺りにカッターで慎重に切れ目を入れていく。
ウエットスーツの表面を開く。
切れ目を入れていたときに違和感を感じていたことが開いてみて明確になった。

それはウエットスーツ素材のゴムと何かがくっついて切りにくかったこと、そして開くのにも苦労したこと。

そう、プラスチック製のファスナーが、ウエットスーツの表面を熱を加え溶かして接着した際、一緒に溶けてしまったのだ。

ファスナーの部分を全て開いてみたが、ファスナーのツマミの部分も完全に溶けてしまっていた。
ファスナーを下ろそうと試みるが全く動かなかった。

仕方なく着ぐるみのファスナーの付近からカッターで切り開くことになったが、時間がかかりそうなので私と亜美はロケバス内で作業することに。

暴れて地面を這いずり回り土や砂利の汚れは川又さんが洗い流してくれた。

ロケバスに戻り、慎重に作業を進める。
ウエットスーツを引っ張るようにして、亜美を傷つけないように少しずつ切り開いていく。
頭のところは無理に引っ張ったので、亜美は思わず大きな鳴き声をあげた。
そんなこんなで30分かけてようやく切り開くことができた。

そして河童のような生物の頭を脱がせると、猿轡をされた青いのっぺらぼうが現れた。
苦しそうに呼吸をするのっぺらぼうの鼻の辺りを見ると膨らんだりしぼんだりを繰り返している。

汗だろうか青い頭のほとんどが湿ったように色が変わっている。
猿轡のように付けられた笛からは時折苦しそうに音が洩れる。

笛を外すと口で大きく呼吸する。
しかし湿った全身タイツが顔に張り付き、亜美の顔を浮き出たせた。

全身タイツのファスナーを下ろすと、彼女の湿った長い髪が出てきた。

大丈夫かと声をかけても返事はなく、タイツを被ったままのマネキンの状態のままうなづくだけ。

そのうなづいた顔の部分を見ると、目のところがまわりよりも濡れているのが、わかった。

私は仕返しはこれぐらいでいいかと思い、亜美を1人にしてロケバスを降りた。
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エピローグ    ~亜美からみた世界~

その後、この映像がドッキリの番外編として放送された。
すると、視聴者から反響があり亜美が特別に麻美も出演している情報番組に出ることに。
ドッキリを仕掛けられた奈々のコーナーの枠で出演。

VTRを短くまとめ、その時の河童のような生物の着ぐるみで登場。

もちろん、背中の部分は開いたまま。
開いたところからは競泳水着で作られた青い全身タイツが見えている。
口には笛を付けていない。

登場してスタジオのセンターで一礼すると、モニター横の席に座る。
そして、着ぐるみの頭を外し青いマネキンのような頭が現れる。

奈々が後ろに回り、全身タイツのファスナーを開けて、ようやく亜美の顔が現れた。

亜美は水掻きの付いた着ぐるみの手で、乱れた髪をかきあげるようにしたところでキャスターから紹介される。
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エピローグ2   ~亜美からみた世界~

自己紹介をした亜美はドッキリの時のことを振り返る。

私は身長が141cmと小さいので、大きな着ぐるみよりも小さい着ぐるみの方が子どもたちが怖がらないので着ぐるみを着る仕事がよくありました。

今回の仕事も同じようなものだと思い、軽い気持ちで受けました。
しかし、当日渡された手渡されたものはいつもの全身タイツとは違い、肌の露出の全くない全身タイツ。

呼吸ができるのかと疑問を抱きつつ着替えてみると、思っていたよりも呼吸はできました。
とはいっても、少し苦しかったですが。
タイツ自体はスベスベして気持ちよかったです。

そして今私が着ている、この着ぐるみですが私の身体を採寸して作られているので、ピッタリし過ぎて分厚い皮膚で覆われ守られている気分になり気に入っています。

着ぐるみには全く抵抗はなかったのですが、口に付けられた笛が嫌でした。
全身タイツの上から取付けられて、恥ずかしいくらいヨダレが出て止まりませんでした。

おまけに全く自分の声を出すことができなくなりました。
話そうとすると、甲高い動物のような声が出るだけ。

なんとかしてもらえないか、お願いしようと思ったときには着ぐるみの
頭を被せられファスナーを閉められてしまいました。

頭の後ろや背中の方でなにかしていることは漂ってくるゴムの焦げた匂いでなんとなくわかっていました。

そのあと、私に取付けるはずだった甲羅が壊れてるとスタッフが騒ぎ始めました。
時間がかかると聞こえたので、着ぐるみを着て暑くなっていたのと、ゴムの焦げた匂いで少し気分も悪かったので、外に出て川原へ行きました。

きれいな川だったので、ぼんやり眺めていました。
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エピローグ3   ~亜美からみた世界~

突然、なにかが絡まってきました。
なにが起こったのかわからないまま引っ張られそうになり、必死に抵抗しました。

しかし、そんなに力の強くない私は倒されました。
絡まったものが網だと気づいたときには、男の人に乗られて手足を動かせないようにきつく縛られました。

着ぐるみのおかげで倒されたときも手足を縛られたあとも傷やアザにはなりませんでしたが、ただただ怖い思いをしました。

縛られたあとも必死に抵抗しましたが、抜け出せませんでした。
網に入れられたまま、どこへ連れていかれるのか不安でたまりませんでした。

見知らぬ男の家に連れていかれ網から出された時に逃げようとしました。
しかし、すぐに捕まり見たこともない大きなラップで身体をギチギチに巻かれて、ほとんど動くことができなくなりました。

顔のところまでラップを巻かれてしまい視界も明るいか暗いしか分からなくなりました。
呼吸はできるようにしてくれていたようで窒息することはありませんでした。

それから程なくしてなにか袋のようなものに押し込められました。
薄暗く妙な臭いがしていました。

動物のような声しかでないので通じないことはわかっていましたが、それでも必死に自分は人間であることを訴えました。
しかし、私の訴えは男の人には河童のような生物の鳴き声にしか聞こえていませんでした。

私は着ぐるみを着てラップで動くこともでかないほど拘束され袋に入れられていたので、暑くてたまらなくなってきました。
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エピローグ4   ~亜美からみた世界~

そんなとき急に体が袋ごと浮き上がったと思うとどこかへ連れていかれるのがわかりました。

複数の人の声がするところまで来ると袋が地面に降ろされるのがわかりました。

私を捕まえたこの男以外ならわかってもらえるかと思い、声を出して動きましたが、声も出すことができず拘束されているので満足に動くことができませんでした。

体が横になる感じがしたかと思うと、視界が急に明るくなりました。
袋から出されたのですが、ラップで人が多くいることしかわかりませんでした。

ラップを外されて初めて自分たちがドッキリを仕掛けるレポート組とわかりました。
体を動かし声を出して必死に伝えようとしましたが、全員引いてしまいました。

どうしたらいいか考えている時に突然、胸を揉まれました。
不意のことで変な声を出して体をひねりました。
みなさんには動物の鳴き声にしか聞こえなかったと思いますが。

次は何をされるのかわからず、体を丸めてじっとしていると、カメラマンさんが近づいてきたので、気づいて欲しくて訴えようとしましたが、引かれてしまいました。

動いたり鳴き声を出すと引かれてしまうので黙って奈々さんを見ていたのですが、視線を外され、あの質問に。

男の回答を聞いて焦りました。
そんな研究機関に送られたら何をされるか分からない。
それに一生着ぐるみを着て過ごさなければならないかと思うと暴れずにはいられませんでした。
693続*スレ違いなら…番外編 ◆wRWAA2aNj6
エピローグ5   ~亜美からみた世界~

暴れているとき、私を人影に隠れて覗き見ている一緒に来たスタッフが目に入りました。

私は最後の力を振り絞って立ち上がり、縛られて自由のきかない両足でジャンプして彼らのところへ向かおうとしましたが、すぐに男性スタッフに捕まり地面に押し付けられしまいました。

地面に押し付けられた痛さと絶望から、体に力が入らず涙が出てきました。

そのとき、この着ぐるみを作った女性スタッフ優香さんが事情を全て説明してくれて、ようやく着ぐるみから解放されると思っていました。

その場で作業にかかってくれたのですが、なにか様子がおかしいことに周りの雰囲気でなんとなく悟りました。

さすがにファスナーが溶けて着ぐるみが脱げなくなったと聞いたときは頭が真っ白になりました。

優香さんはバスに戻って作業するから大丈夫と慰めてくれました。
バスに戻ってさっそく作業にかかってくれた優香さん。

着ぐるみのファスナー付近を切り開くのに引っ張るから我慢してねと言われていたが、かなり強く引っ張られたので呼吸もままならない状態でした。

着ぐるみの背中部分は出られるほどの大きさに切り開かれ、着ぐるみの頭だけ外してもらい、よだれでびちょびちょの笛も外してもらいました。

全身タイツのファスナーを開けてもらったとき、長い締め付け感と息苦しさからようやく解放された時、安堵と少し前まで怖かったことが入り混じり涙が溢れてきました。

優香さんはなにかを察してバスを降りていきました。

1人になったバスの中で私は着替えることなく全身タイツを被ったまま、しばらく声を出して泣いていました。

そして落ち着いてから私服に着替え、バスの外へ。
川原では川に網を投げているあの男の人とスタッフさんがいるのが、遠くに見えていました。



end


駄文にお付き合い頂き、また感想も頂きありがとうございます。

今年は数えてみると全部で15作、お付き合いありがとうございました。