状態: 完結, 文字数: 9,538, 投稿数: 21 # 飼育 893 :飼育1 ◆cjl2Ca89sE:2014/02/25(火) 21:22:59 私の名前は明江。あるCM制作会社でアルバイトをしている。 今日は上司の健吾さんから言われ一週間は缶詰め状態の仕事があると 聞いて撮影スタジオに来た。 明江「おはようございます。健吾さん今日はどんな撮影なんですか?」 健吾「おはよ、あ!言ってなかった?あれ、あれ」 そういって健吾が指をさした先には獣らしき姿があった。 明江「え!ちょっと、なんですか?動物がいますよ!」 明江は真剣に慌て、逃げようとした。 健吾「あ、明江ちゃん大丈夫だよ、あれ、着ぐるみ」 明江「え!?着ぐるみ…ですか?」 落ち着いて見てみたが、言われても分からないくらいリアルなゴリラがそこにいた。 近づいて触ってみると、本当に生き物ではなかった。 明江「すごいですね…これ…まるで本物と区別がつかないですね…」 あまりのリアルさに見とれてしまっていた。 健吾「明江ちゃんが着るんだよ、それ」 明江「え??これ、私が?」 健吾「今日のCM撮影に登場するやつ。いつも通りよろしく!」 明江「…は…はい…」 明江はここで働く前から着ぐるみの経験があったので、CM撮影に使う着ぐるみはいつも彼女の役目だ。 そのため着ぐるみは慣れたものだが、こんなにリアルな動物ものは初めてだった。 894 :飼育2 ◆cjl2Ca89sE:2014/02/25(火) 21:24:42 健吾「じゃあとにかく、タイツに着替えて!」 そういって健吾はタイツを明江に渡した。 明江「え…これ?ゴムですか?」 渡されたのはラバースーツ。いつもはナイロンのようなタイツで、明江もこれはまだ着た事がなかった。 健吾「今日の撮影は特殊だから、丈夫なものじゃないといけないんだよ」 明江「はあ・・・」 明江は理由は分からなかったが、とにかく着替えのため奥の部屋へ入っていった。 破けないようにゆっくりとラバースーツを着ていく。 明江(これ、ピッタリだ…私サイズって感じ。しかも何だろ…もうちょっと暑い感じがするな…) 手足を通し背中のチャックを上げるところまで着たところで健吾を呼ぶ。 明江「健吾さん!出来ました、背中のチャックお願いします!」 健吾「おう!今行くよ!」 いつもの流れなので、明江はこのタイツ姿を健吾に見られることに抵抗は無くなっていた。 健吾が部屋に入ってきてチャックをあげる。 健吾「それでさ、今日の撮影着ぐるみをワイヤーで吊るんだよね」 明江「え!?」 健吾「このベルトみたいなやつ、体につけなきゃいけないんだよ」 健吾の手には体にワイヤーを固定する為のベルト、しかも複雑に体を縛るようなものがあった。 健吾「でもさ、これ専門のスタッフさんにつけてもらわないと、俺じゃ出来ないんだよね」 明江「え!?他の人にですか!?」 895 :飼育3 momopi ◆cjl2Ca89sE:2014/02/25(火) 21:26:27 さすがの明江も、体のラインがくっきりと分かるこの格好を健吾以外に見られるのには 少し抵抗があった。しかもベルトをつけると言う事は、体を触られるはずだから。 明江「ちょ…ちょっと…この格好で他の人に見られるのは…」 健吾「そういうと思って、これを用意しておきました!」 そう言って取り出したのは、顔を全部覆ってしまうゴム製のマスクだった。 健吾「これ被っちゃえば、誰だか分からなくなるから、恥ずかしくないでしょ!」 相変わらずの健吾の押しで、明江は戸惑ったものの、少し納得もした。 明江(確かに…これを被って、のっぺら坊みたいになっちゃって、撮影が終わったらここで脱げば    誰かは分からないよね…じゃ…いっか) 明江「分かりました…じゃ、健吾さんお願いします」 健吾「さすが!物分りがいいね!」 そう言って健吾は、明江にラバーのマスクを被せる。 目の部分は薄い布になっており、かなり視界は悪いもののなんとなく周りは確認できる。 呼吸は鼻の所に穴が開いているだけで、口は完全に塞がれていた。 健吾が後ろでどういう閉め方をしているのかは全く分からないが少し時間がかかっていた。 健吾「よし!オッケー!閉め終わったよ!息出来てる?」 その質問に明江は答えようとしたが、顔のサイズに完全にピッタリ出来ていたため、 全く口が動かせず、うなることしか出来なかった。 明江「うぅ~」 健吾「大丈夫ってことだね!じゃあベルトつけてもらおうか!」 明江(何これ…まったくしゃべれないけど…まあ着ぐるみ着たらしゃべらない訳だし…いっか) 898 :飼育4 momopi ◆cjl2Ca89sE:2014/02/26(水) 23:49:28 そして二人はまたスタジオの方へ戻った。すると一人の男が近づいてきた。 スタッフ「健吾ちゃん、この娘?…ベルトをつけるのは?」 健吾「そう、早いとこよろしく!」 どうやら二人は結構仲が良さそうだったが、明江の視界では顔もよく見えないうえ、 今自分が、誰かも分からないのっぺら坊なので、それが誰でも関係は無かった。 するとスタッフがベルトをつけ始めた。 スタッフ「また『今回は』スタイルがいいね…」 やはりそういう見方をされていると思うと、マスクを被っておいてよかったと明江は思った。 ・・・『今回』という言葉には気付かずに。 ベルトを体に固定され準備は完了。 健吾「今日はこのゴリラの着ぐるみで、地上のシーンと木へ上るシーンがあるから。 撮影はタレントさんペースでいくから、逐一俺が指示をだすね」 明江「うぅ…」 声にもならない程度の大きさでうなり返事をする明江。 899 :飼育5 momopi ◆cjl2Ca89sE:2014/02/26(水) 23:51:04 健吾「さてと、着ようか…まずは足から…」 ゴリラの背中側に開いた入口から、足を通そうと入れてみた。 しかしゴリラの足は何故か真っ直ぐにはならず、中で曲がっている。 健吾「これね足が伸びきらないようになってるから、入れるときは手伝ってもらって    無理やり入れないとダメなんだよね」 そう言って健吾は両足の膝くらいまでゴリラに入った明江を押し込み始めた。 健吾は明江を後ろから抱きかかえたような状態で、お尻をぐっと押した。 明江(あ!?健吾さん…ちょっと!お尻…) ラバー越しにお尻を触られて少し驚いたが、着ぐるみの足を通すにはどうしようもない。 明江(あ…もう…はずかしいけど…健吾さんなら…まあ…) 明江の感情とは裏腹に、健吾は物を扱うように明江のお尻を押し込む。 何度か押し込んだ末、なんとか両足は入った。 後は手を通し頭を入れれば完成である。 900 :飼育6 momopi ◆cjl2Ca89sE:2014/02/26(水) 23:52:28 健吾「さて、後は手と頭を入れて…と」 手はすんなりと通り、頭を入れてみる。 まだ、背中のチャックは閉めていないが、頭の中は全く隙間がない程に密着していた。 健吾「じゃあ、背中閉めるよ…」 背中のチャックが閉められた。 すると、体のほうも着ぐるみが厚く作られているのか、かなりの密着具合であった。 つまり顔から体、足の先まで全身が軽く締め付けられているような状態だ。 明江(これ…かなりきつく出来てるな…全く隙間ないや…) 健吾「大丈夫だね!じゃあ、スタジオに行くよ」 どうせ声は、小さな唸り声しか出ないので、軽く頷く明江。 そして、リアルなゴリラは隣のスタジオへ移動を始めた。 しかし、足が完全に伸びない作りになっているため、一応歩くことは出来るが、 中腰で、半ば片足ずつのうさぎ跳びをしている状態。 これは明江にとっては、かなりきついウォーキングである。 明江(…こ…これ…歩くの…かなり…きついな…) すぐ隣のスタジオに移動するだけだが、スタジオにつくころには、 明江は外から見て、ゴリラが立て揺れするのが分かる程に、息が上がっていた。 明江(…撮影が…始まる前から…かなり……暑いよぉ……) ラバースーツを着た上、かなり厚めの着ぐるみ、しかも中の空間はまるでなし、 暑くなるのは当たり前である。 902 :飼育7 momopi ◆cjl2Ca89sE:2014/02/27(木) 23:00:30 健吾「さてと、最初のカット。ゴリラちゃん、合図でここからあのタレントさんのところまで、    走っていって!」 明江(!?走る!!!…ここまで来ただけできついのに…走る?) しかし、声も出ない明江は言われた通りの事をがんばってやるしかない。 健吾「じゃ、リハーサルから。準備はいい?」 明江も仕事だからと、腹をくくった。 健吾「よーい、スタート!」 健吾の掛け声と共に、先程のきつい体勢で出来る限りの走りをした。 健吾「はいストップ!」 明江(…はぁ…はぁ…何…この…着ぐるみ…きつ…すぎ…) リハーサルの一回だけで、倒れるのではないかというくらい息があがり、 当たり前だが、既に着ぐるみの中はかなりの高温、大量の汗が出ていた。 そんな明江とは裏腹に、 健吾「ゴメンゴメン!カメラの調整が追いつかなかったから、もう一回!」 明江(…え…もう一回…?) 本来なら、健吾に殺意を抱いてもいいくらいの状況だが、声も出せず反論も出来ない、 そして、明江は健吾に対して満更でもなかった為、やり切る事を選択した。 903 :飼育8 momopi ◆cjl2Ca89sE:2014/02/27(木) 23:01:46 健吾「じゃ、もう一回ね。よーいスタート!」 またも出来る限りの走りをする明江、しかし… 健吾「ダメだな…この角度じゃ、映り方が悪いな…逆から走ってみよう」 明江(…はぁ…はぁ…ダ…ダメ…なの…きつい…よぉ…) その後、結局リハーサルだけで10回は越えて明江は走らされた。 そして、ようやく本番が撮影された。 健吾「オッケー!問題なし!ゴリラちゃん大丈夫??」 そう聞かれたものの、明江は返事をする気力もなかったが、 健吾だけに聞こえるくらいに、きついことを伝えようとした。 明江「…ぅ…ぅ~…ぅ…」 健吾「さすが!慣れてる人は違うねぇ~じゃあ、少しそのまま休憩してて」 ゴリラから漏れてきた声に健吾はそう言って、その場から離れて行った。 明江(ち…違う…きつい…脱がしてほしい…) 明江は脱がしてはもらえず、そのまま次の出番まで待つこととなった。 かなり着ぐるみ内は暑くなってはいたが、走る事が終わったので、 呼吸を整えることは出来た。 904 :飼育9 momopi ◆cjl2Ca89sE:2014/02/27(木) 23:02:52 そのまましばらく待たされたが、明江には時間を知る術もない。 しばらく、ボーっとしていた明江に健吾が声をかけた。 健吾「お待たせ!次は木登りのシーンだから、ワイヤーつけるね」 そう言って、明江を引っ張り起こし、背中に何かをつけ始めた。 健吾「はい!出来た!じゃ、一回あげてみてください!」 健吾がそういうと、突然、明江の体が引っ張られた。 明江(痛…痛いよ…ベルトが食い込むよぉ…) ワイヤー用に取り付けたベルトが、明江の体に食い込みながら、着ぐるみごと宙へ持ち上げる。 明江の体に食い込むベルトが、明江の体重と着ぐるみの重さを支えるのだ。 痛いのは当然である。 そして、ゴリラはスタジオのかなり上まで吊り上げられ、宙ぶらりんの状態となった。 健吾「吊り上げ、大丈夫だね。じゃ、下ろして。撮影は木をマッハでよじ登る感じだから。    合図で、勢い良く引っ張りあげてね!ゴリラは登ってつ感じの演技で!」 明江(え!?勢い良くって!?…かなり…痛いんじゃ…) 健吾「じゃテスト!よーい、スタート!」 健吾の合図と共にワイヤーが引っ張りあげられる。その瞬間、かなりの力でベルトは、 明江の体を締め付ける。 明江(い…いたい!!!…でも……なん…だろ…) 自分では自覚はなかったが、どうやら明江には締め付けられる事に、快感を感じていた。 着ぐるみが好きで仕事にしているのも、その辺りがあるのだろう。 それ故、ラバースーツ、かなりきつい着ぐるみ、ワイヤー用のベルトでの緊縛、 彼女にとっては最高の快感であった。 906 :飼育10 momopi ◆cjl2Ca89sE:2014/02/28(金) 23:12:20 健吾「もう一回いくね」 そうして、何度かテストは繰り返され、ようやく本番となった。 テストをする度に明江の快感は増されていった。 健吾「じゃあ本番ね!」 最高の緊縛、そして着ぐるみによる暑さから明江の頭の中はグチャグチャになっていた。 明江(え…もう…本番…でも…わたし…どうかなっちゃいそう…) 健吾「本番!よーい、スタート!!」 健吾の合図と共に今までにないくらいの勢いでワイヤーが引き上げられる。 その締め付けが明江を最高の快感へと誘う。 明江(あぁ!…ぁ…もぅ…あ…ぁぁ…ぁあああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!) 引きあげられながら明江は逝ってしまった。 907 :飼育11 momopi ◆cjl2Ca89sE:2014/02/28(金) 23:13:49 …そして…うっすらと聞こえる健吾の声… 健吾「オッケー!!じゃ、みんな昼食に入っていいよ!」 逝ってしまいゴリラの中で朦朧とする明江に、その言葉はうっすらと届いていた。 明江(………ぁ…もう…昼の…休憩に…はいるん…だ…) 健吾「近くの中華料理屋にうまいとこあるんだよ、みんなで行こう!」 明江(…昼食…どっかに…出るんだ…) そんな明江を他所に、健吾の声が少し遠くなっていった。 健吾「…いやあ…あそこのさ…炒飯がさ……………」 明江(!?ちょ、ちょっと!私は?…健吾さん!!私!忘れてない!!) ゴリラの着ぐるみを着させられ、ワイヤーで吊るされたままの明江は必死にもがき、 健吾に自分の存在をアピールした。 しかし、まともに声すらも出すことも出来ない明江は、誰にも気付かれることはなかった。 その後もそれなりに動いアピールはしたものの、スタジオには他の音は一切なく、 静まりかえってる。 もうスタジオに誰もいないことを悟り、明江は昼休憩が終わるまでこのままいる事を決意した。 ゴリラの着ぐるみに包まれ、宙吊りにされた状態で…。 908 :飼育12 momopi ◆cjl2Ca89sE:2014/02/28(金) 23:15:01 30分は経っただろうか…明江は大変な事態に陥った。 明江(…ど…どうしよ…おしっこがしたいよ…もれそう…) 午前中から着ぐるみを着続けている訳だから当たり前の事だ。 しかし宙吊りにされた明江にはどうしようもない。 頼みは、どのくらいで帰ってくるかも分からない健吾達を待って、脱がしてもらうしかない。 明江(…もう…無理…健吾さん…早く帰って…来て…) 誰もいないスタジオで、宙吊りにされたゴリラの着ぐるみは、 もぞもぞと一人で動き続けていた。 明江の期待とは裏腹に、健吾達は帰ってくる気配はない。 明江の我慢も限界に達した。 明江(…も…もう…無理…も…もらし…ちゃう…でも…着ぐるみの…中で…なんて…    …でも…あ…ぁ…ぁ…あぁぁぁぁ…………) 明江は着ぐるみの中で漏らしてしまった…。 917 :飼育13 momopi ◆cjl2Ca89sE:2014/03/02(日) 17:01:48 明江(…あ…あたし…なんてことを…どうしよぉ、どうしよぉ…) 明江の中で色々な考えが駆け巡る。 仕事の道具を汚してしまった罪悪感、それに脱がしてもらう時に全てばれてしまう事、 着ぐるみの中でおしっこをしてしまったという…事実が…。 明江(どうしよぉ…どうしよぉ…困ったよぉ…こんなことがばれたら…私…) 軽くパニックに陥っている明江に、遠くから声が聞こえてくる。 健吾「うまかったなぁ~!やっぱ炒飯うまいっしょ!」 明江(!?健吾さんたちが戻ってきた!!どうしよ…どうしよ…) さっきまでは脱がして欲しくてしょうがなかった明江だが、今はうってかわって むしろ、脱がして欲しくなくなっていた。 健吾「あ!?ゴメンゴメン!そういえば明江ちゃん、そのままだっけ!降ろしてあげて」 健吾がそういうとワイヤーが動き出し、地面に降ろされる明江。 健吾「悪いね!一旦、部屋に戻ろう!」 明江は健吾と一緒にとりあえず必死に着替える部屋に戻っていった。 帰りの移動は、暑さもかなりのものになり、ふらふらと進むのが限界だったが、 それよりもこの後、もらした自分がどうするかが一番の気がかりであった。 918 :飼育14 momopi ◆cjl2Ca89sE:2014/03/02(日) 17:03:12 暑さと呼吸の限界も伴いなんとか部屋にたどり着くと、 健吾「お疲れ!じゃ、脱がすね!」 健吾は、ふらふらの明江をためらいもなく脱がせる。 明江はもらしたことがばれるのは困るが、もう抵抗する体力もない。 ゴリラの背中のチャックを開け、頭と肩口くらいまでだけ出される明江。 健吾「あれ?なんかおしっこ臭くない?」 明江「ぅううぅぅ…」 必死に違うとアピールしようとする明江、しかし言葉にはならない。 健吾「もうちょっと、着ぐるみ開けてみるね」 明江(や…やめてぇぇぇぇぇ!) もがく明江をよそに、上半身を引き摺りだす健吾。 健吾「あ、やっぱりおしっこしちゃったんだ…困るな…」 明江「うぅ!!」 突然健吾の口調が厳しくなり、明江を責め始める。 健吾「仕事で着ぐるみの中で、おしっこするなんて、どういう事だよ…」 明江「…うぅ…」 健吾「まあ…しょがないか…とりあえず今後のこともあるし、黙っておいてあげるから    これから俺の言う事はなんでも聞くってのはどう?オッケーなら首を縦に振って」 明江は、ばれたら今後この業界でやっていくのは無理だと思い、首を縦に振った。 919 :飼育15 momopi ◆cjl2Ca89sE:2014/03/02(日) 17:05:03 健吾「オッケー!物分りがいいねぇ…ちなみに今の、漏らしたことも今の話も全部、    映像にとってあるからね。契約は守ってね♪」 明江(!?) 明江はその言葉を聞いて、自分がはめられたことに気がついた。 それに反論しようとしたが声は出ない。さらに追い討ちをかけて、 健吾「まあ…吊るされて気持ちよくなってたんでしょ…    着ぐるみで吊るされて、逝っちゃってお漏らし、お友達やご家族に知れたらどうかなぁ?」 そういわれた瞬間に、明江はもう健吾のいいなりになるしかない事を悟った。 …そしてスタジオの撮影は終わった。 撮影が終わり部屋に帰ると健吾が、 健吾「明江ちゃん…あ!?ゴリラちゃん…この箱に入って!」 そういわれた先には一箱のダンボールがあった。 明江は健吾の言うとおり、そのダンボールに入っていく。ゴリラのまま。 少し小さいダンボールに入ったところで、健吾が上からふたを閉める。 健吾「もう少し小さくなってよ。ふたが閉まらないから…」 明江はダンボールの中に出来る限り小さく丸まった。 健吾はその上からふたをして、ガムテープで厳重に封をした。 922 :飼育16 momopi ◆cjl2Ca89sE:2014/03/03(月) 21:06:02 封をされたダンボールは移動を始めた。 明江(…どこにいくんだろう…) しばらくするうちに、明江は眠ってしまった。 ラバースーツに包まれ、視界が悪いところ、その上にゴリラの着ぐるみ。 さらには、外を完全に遮断するダンボール、もう寝る意外にすることはなかった。 …何時間経っただろうか…ダンボールのガムテープが剥がされる音が聞こえてきた。 健吾「ゴリラちゃんの到着でーす♪」 明江はしばらく真っ暗なダンボールの中にいたため、はっきり周りが見えていない。 そんな中、無理やりダンボールから引っ張りだされた。 明江(…な…何?…ここ…どこ?) 数時間、手足を曲げ固められた状態だったので、満足に動くことも出来なかった。 健吾「さてと…ゴリラちゃん準備にかかろうか…」 そう言ってまた、背中のチャックを開けられ着ぐるみから引きずりだされる明江。 はっきりとは分からないが健吾以外にも何人かいるようだ。 健吾「じゃあいつも通り、一旦スーツを脱がして洗って」 男「はい」 明江(え!?脱がされるの?) 脱がされる事に困惑した明江だったが、抵抗する程の力が入らない。 そして、上半身のスーツが脱がされたところで、腕にちょっとした痛みが走る。 明江(痛!!な…何??) 力が入らないが悶える明江。 健吾「あ!?びっくりした?ゴメンゴメン、これねしばらく体に力が入らなくなって、    排泄物を全部出す薬」 明江(薬!注射だったの…!?…ってホントに…体の力が…入らない…) 923 :飼育17 momopi ◆cjl2Ca89sE:2014/03/03(月) 21:07:32 健吾「ほら…言ったでしょ、力が入らなくなるって、もうすぐお腹の中のものも全部でるから」 明江(え…!?お腹の中って、う…うん…い、いや、はずかしいよぉ…そんな…    おしっこどころじゃないよぉ…) しかしもう力の入らない明江にはどうすることも出来ない。 健吾「頭は被せたままでいいからね」 そして、明江はラバースーツを脱がされた、頭のマスクはそのままで。 その状態でシャワールームに運ばれていく明江。 健吾「じゃあお腹のもの全部出しきるから、固定しておいて」 明江は不思議な椅子に座らされ手足を固定された。 すると体を動かす筋肉は動かないが、お腹からお尻にかけて何かが出て行く感触だけあった。 健吾「おっ!出始めたね」 明江(…も…もしかして…私…いや…み…見ないで…) 健吾「全部出きるのに、一晩かかるから!じゃ、また明日。 あ!?もちろんこれも映像とってあるからね♪」 そういうと健吾の声、その他の人の気配は消えていった。 なす術もない明江は、ただただ、じっとしているしかなかった。 924 :飼育18 momopi ◆cjl2Ca89sE:2014/03/03(月) 21:09:59 そして次の日の朝を向かえた。 健吾「お~出たね~よしよし、これから栄養は液体だからね~出し切らないとね♪ さて体、綺麗にしましょっか…軽いの打って」 そして、また体の自由を奪われる注射を打たれる。 そのまま何人かにシャワーで体を洗われる明江。 健吾「綺麗になったところで、いれま~す」 明江「う!?…ぅぅ…ぅ…」 健吾は明江の陰部にローターのようなものを入れ込んだ。 明江(は…あっ…や…ど…どうしよ…はぅ…) 体の動かせない明江には、感じてももがくことすら出来ない。 健吾「さてスーツ着させていいよ」 するとまた、ラバースーツを着せられた。 健吾「あとこれも挿しといてね」 すると、何かをまた差し込まれた。 明江(はぅ…こ…これ…肛門のほうじゃ…) 健吾「これで出すほうもオッケー♪ じゃあ…今度は本当にゴリラちゃんになってもらいま~す」 言葉の意味が分からなかったが、とにかくゴリラの着ぐるみを着るようだった。 そして数人掛かりで着ぐるみの中に入れられた。 背中のチャックを閉める瞬間に健吾が一言、 健吾「じゃ、バイバイ、『あ・き・え・ちゃん』…」 その言葉と共にまた、ゴリラの締め付けられた空間に封鎖された。 925 :飼育19 momopi ◆cjl2Ca89sE:2014/03/03(月) 21:11:37 そのままどこかに運ばれたようだった。 体の自由が利くようになった明江は体を起こし状況を把握しようとした。 そこは小さな部屋、目の前に一つの扉があった。 明江(どこだろう…ここ…あの扉は…何?) 明江が疑問を抱いていると、部屋の中にアナウンスが流れ始めた。 アナウンス「みなさん、今日も外に出る時間が来ました。今日も一日みんなを楽しませましょう」 意味が分からなかったが、とにかく扉の外に出ることにした。 相変わらず、足は伸びきらない状態なので、ゆっくりと扉から出てみると、 今度は広い空間、そして前方には大きなガラスの窓、上の方には隙間があった。 明江は困惑しながらも、そのガラスのほうに向かってみた。 すると程なくして、そのガラスの向こう側に一組の家族が入って来た。 家族の声が上の隙間からうっすらと聞こえてきた。 子供「うわぁ!ゴリラがいるよ!」 父親「すごいね、この前はいなかったのに。この動物園はいいね」 明江(動物園!?) その言葉を聞き、明江は状況を把握した。 自分は今、本当のゴリラとして檻の中に入れられ、見せ物になっているのだと。 明江は必死に声を出して助けを求めようとした。 明江「ぅ…ぅぅ…ぅ…」 しかし、やはり声はかすれる程しか出なかった。 すると、その瞬間ローターが動き始めた。 明江「ぅ!?…ぅぅ…ぅ…ぅ…ぅ…ぅ…」 快感で悶え始める明江、それを見た子供は、 子供「面白い!!ゴリラがゴロゴロしてるよ!!」 子供の見た目とは裏腹に、明江はそれどころではなかった。 926 :飼育20 momopi ◆cjl2Ca89sE:2014/03/03(月) 21:12:56 明江(あぁ…!!…や…やめ…やめてぇぇ…ダメ…あ…ぁ…) 逝きそうになったところであったが、突然ローターが止まった。 明江(え!?…あ…な…なんで…ここで終わるの…最後まで………    …あ…あたし何考えてるの…も…もう…) お預け状態で終わってしまったが、ぐったりとした明江の目に隣の檻の動物が映りこんだ。 隣の檻ではパンダがゴロゴロと悶えていた。 力なく横たわった明江はそのパンダを見ていてある言葉が脳裏をよぎった。 (スタッフ「また『今回は』スタイルがいいね…」) 明江(『今回』……ってことは、あのパンダも!?) すると先ほどまで悶えていたパンダは力なく横たわった。 そして、明江は反対側の檻に目を向けた。 するとそこには、同じように一匹の虎がそこにいた。 明江(もしかして…この動物園の動物の中には…全部女の子が…) すると、またローターが動き始める。 明江(あ…ぁあああ…ま…また…ぁ…ぁぁぁああああ…) 官能の最中、明江は悟った。 私はここで飼育されていくのだと…。 そこは『秘密』の動物園…一般人には『普通』の動物園… あなたの町の動物園も、もしかしたら… …おしまい… 927 :飼育 momopi ◆cjl2Ca89sE:2014/03/03(月) 21:17:17 駄文にお付き合い頂きありがとうございました。 一人でも読んでいただける方がいれば幸いです。 相変わらず大した文章ではありませんが、 時期をみて、懲りずに新作にいきたいと思います。 --ももぴ--